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Staff Blog

更新日:2016.12.30

【歌い手への配慮①】~椿音楽教室~

現代の日本ではの音楽は、曲が単体で見られることと同時に、歌い手のアイドル性やビジュアルといった“パッケージ”も込みの総合的なエンターテイメントだ。
 最近ではアニメ動画に合わせた演技やナレーションが生業のはずの声優の方がたも歌を歌うことが当たり前すぎるほど当たり前になっている。中には声優になって初めて、楽譜を見ながら歌を歌う経験をする方も要るだろう。始めから完璧に音程を取れる、譜面を見ただけで歌を歌える、はたまたシンセメロと歌詞カードだけで唄を歌う……などという、それこそ本来なら音楽家の専売であるようなことも彼らに強いてしまう今日この頃である。もちろん、声優と歌手を兼任している者や、幼い頃から音楽の訓練を受けている物も多いだろうが、歌い手の全員がそういった音楽の専門スキルを持っているとは限らない。初めて歌唱収録がプロの現場で、という厳しい状況の歌い手さんもいないとも限らない。
 だからこそ、曲を歌っていただく立場にある我々作・編曲家は、そんな演者たちがストレスフリーにパフォーマンスを出来るように最大限の配慮をするべきだ。
 何度も学生の話題で申し訳ないのだが、専門学校でのとあるイベントで他学科との合同企画のライブがあった。