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Staff Blog

更新日:2016.12.29

【ジャズを身体に吹き込んで②】~椿音楽教室~

そんな奥深い曲たちを理解し、そしてその先人たちに続いてジャズ曲を書こうとするならば、まずはそれらを実際にたくさん聞き、アナライズをし、コードやメロディを弾いたり歌ったりするのが一番地道かつ近道なのだ。コード進行などはまだ譜面を見ただけで理解することが可能だが、譜面上ではどうしても書ききれないグルーヴや奏法、Cメロ譜のみから広げられる構成、編成によるオーケストレーションは文字通り“体に吹き込む”しかないのである。
 かく言う私も、ジャズの大いなる魅力に気づいたのはつい3、4年前くらいのことだ。その後積極的に名盤を聞き、弾いたり歌ったりしているものの、それでもまだ足りないと感じているくらいだ。
 話を戻すが、その後輩の曲の〆切期限はかなり逼迫していて、今から「ジャズを体に吹き込んでみたら書けるよ」などという無責任な助言は出来そうになかった。しかも、今回の曲ではアドリブを書き譜で提出しなければならないらしい。その時点でアドリブではないのだが……というツッコミはさておき、譜面の浄書とウォーキングベースのラインを少しだけ内緒で手伝ってあげた。