更新日:2017.04.02
【ああ、素晴らしき生オケ③】~椿音楽教室~
話が逸れたが試演奏である。普段DAWとにらめっこをしている私たちであるから、弦の音というとソフト音源によくあるフルオケの音しか頭の中に入っていない。今回は先述したオケ編成であるため、弦にソフト音源のような重厚なサウンドを鳴らしてもらうことは物理的に不可能だ。みなここのギャップで悩むことになるのだが、これもまた生オーケストラの醍醐味だろう。自分の思い通りのサウンドにならないことで、本物の楽器の鳴りがどういうものであるかを学んでいく。実際の楽器の最適な演奏法とは? どう楽器を重ねれば効果的に楽曲の良さを引き出せるのか?
普段、パソコン上では絶対に習うことのできない生オケの素晴らしさが、たしかにそこにあった。