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Staff Blog

更新日:2016.12.28

【ジャズを身体に吹き込んで①】~椿音楽教室~

初めてジャズを書くこととなった後輩から、涙ながらに助けを求められたのはつい最近のことだ。
 後輩はジャズ曲の作曲が今回初めてだそうで、普段聞き慣れているJ-Popなどのジャンルと畑やパターンの違うアプローチに悩んでいるようだ。
 普段は書いたことの無いであろうA-B-A’(A-Bだけの曲も多い)構成や、ベースのウォーキング奏法、ビートの指示、そしてアドリブ(インプロビゼーション)の取り方や指示の仕方……エトセトラ、エトセトラ。
 ジャズというジャンルが、一朝一夕で書けるようになるジャンルではないことは確かだ。しかも、“ジャズ”とジャンルをひとくくりにするには、その時代や国でさらにジャンルが細分化されて行く。一言で言い表せるほど簡単なジャンルではない。(ジャンルの細分化についてはジャズに限った話ではなく、クラシックでも、Popsでも、アンダーグラウンドなジャンルでも言えることなのだが)。
 ジャズマン必携とも言える納浩一氏の著作「JAZZ STANDARD BIBLE」に記されている曲たちを見るとそれが顕著だ。「WAVE」、「Girl From IPANEMA」などのボサノヴァはブラジル発祥のサンバが元となっているし、「Autumn Leaves」などのシャンソンはフランスから来ている。