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Staff Blog

更新日:2016.12.30

【ヴィヴァルディのあだ名】~椿音楽教室~

ヴァイオリン協奏曲「四季」で有名なアントニオ・ヴィヴァルディには、あだ名が2つある。「赤毛の司祭」というのと「ミサをあげない司祭」というものである。したがってこれらはかれが「司祭」になってからつけられたっものとなる。かれが「司祭」にあったのは25歳である。
まず「赤毛」のほうだが、これは別に大したことではない。頭髪が赤毛であった、というだけの話である。それは単なる遺伝である。父親も赤毛であったという。この父親はしかしちょっと変わった経歴の持ち主である。
ジョバンニ・バッティスタ・ヴィヴァルディというのがその名で、イタリア北部のブレスティアの生まれである。10歳のときにヴェネツィアに出て、理髪師の弟子となった。
その頃の理髪店にはいろいろな楽器が置いてあったものだという。
常連の客が時間つぶしにそれらを使ったのである。
ジョバンニはそのうちにヴァイオリンに興味を持ち、客の演奏を見よう見まねで、いつの間にか相当の腕前になってしまった。そしてヴァイオリニストとして身をたてるようになったのである。1677年に裁縫師の娘と結婚した。アントニオはその第1子である。