Fascination01
木管楽器は木製で管状のものかと思われがちですが、実はあまり関係ありません（笑）。
フルートやサックスは主に金属で作られていますし、オカリナは木製でも管状でもないのに、木管楽器に分類されています。
ただ全体的にやわらかく、深みのある音色が出る楽器が多いので、やさしい楽器のイメージが一般的かも知れませんね。
実はそんな木管楽器も練習して吹きこなすことが出来るようになると、やさしい音だけではなく、激しく情熱的な音色や、楽しく軽快な音色も自由自在ですよ☆
実はフルートには、他の楽器にある「リード」や「マウスピース」などの音を発生させるものがありません。管に直接息を吹き込み音を出します。それゆえ、吹く人によって全く違う音色になるのが、フルートの魅力の一つです。
一人一人の声が違うように、歌を歌うかのように
自分の音楽を表現できる。とても素敵な楽器ですね☆
音も大きくないので、ご自宅でも練習できます☆
ブラスバンドでも、ジャズバンドでも、ポップスバンドでも、存在感は抜群ですね。ジャンルを問わずに活躍できる楽器です。独奏楽器としても大変すぐれもので、力強くもありながら、独特の哀愁を兼ね備える、表現力豊かな楽器です。
サックスには「ソプラノサックス」「アルトサックス」「テナーサックス」「バリトンサックス」がありますが、一般的になじみ深いのは「アルトサックス」と「テナーサックス」です。
サックスの音色は、高らかに唄いあげる澄んだ音色から、かなしみ溢れる濁った音色まで、吹き方ひとつでその姿をいかようにも変えられます。またフルート同様に金属で出来ているため、繊細であり、かつ荒々しくもあります。ジャズセッションでセクシーな姿を見せたかと思えば、一転、次の曲で猛々しく鳴り響き、その変化に聴衆はあっという間にサックスの虜になってしまいます。
またシルエットも素敵で、構えるだけでカッコいいというのも最大の魅力の一つですよね♪
古くから名作曲家に名手と共にインスピレーションを与え続けた楽器、クラリネット。
モーツァルトと出会ったアントーン・シュタートラー、ブラームスと出会ったリヒャルト・ミュールフェルト、ウェーバー・メンデルスゾーンと出会ったハインリヒ・ヨーゼフ・ベールマン。彼らクラリネット奏者は、名作曲家に愛され続けた歴史があります。フルートでは実現できなかった古典派、ロマン派の名曲たちがクラリネットによって生み出されたというのはとても感慨深いものがありますね。
あなたもクラリネット奏者として現代の名作曲家と出会ってしまうかも！？
世界一難しい木管楽器としてギネス認定されているオーボエ。 しかし、慣れてしまえば安定した哀愁漂う美しい音色を響かせてくれる楽器です。 オーケストラではソロパートが多いのも特徴ですね！
リードを手作りして自分だけの美しい音色づくりにも取り組める！ そんな魅力ある楽器、オーボエをあなたも始めてみませんか？
長い管を2つに折りたたんだような細長い形の楽器です。高さは約135cmもあり、子どもが手にしたら圧倒されるほどの大きさです。
中低域の音域を担当しているため、落ち着いた音色を奏でます。オーケストラにとって縁の下の力持ちのような存在ですが、ソロ演奏もおこなえるほど表現力が高い魅力を持っています。
しかしほかの木管楽器と比較したら、難易度が高めの楽器です。他楽器との大きな違いは、指10本を使用して演奏するところ。通常楽器を支えるために使う親指は、ファゴット演奏時に重要な役割を果たします。
慣れない演奏方法に最初は戸惑うこともあるでしょう。北米では子どもの頃からファゴットを習う場合、比較的習得しやすいクラリネットやサクソフォーンなどから学び始めます。
ファゴットを学んだら、多重演奏や倍音奏法などの拡張奏法も演奏できるようになります。さまざまな奏法を吹ける可能性を持つファゴットは、多くの方から人気を集める楽器です☆