Lesson exampleレッスン例〜クラシック・ヴァイオリンの場合〜
★レッスン例はあくまでも目安ですが、ヴィオラ、チェロも同じようなステップ・内容になります。
★ヴィオラはヴァイオリンから転向する方も多く、基礎はヴァイオリンで勉強した、という場合は楽器の大きさと左手指の幅の微妙な違いを覚えて、ボーイングのコツなどをつかんで、進めていきます。
大人になってからヴァイオリンを始める方
◆まったくのはじめて〜初心者コース
まずは楽器の構え方と弓の持ち方を覚えて、弓をたくさん使って4本の弦それぞれをしっかり鳴らせるように開放弦での練習から。
弦によって弓の角度が微妙に変化するのと、弓の圧力やスピードによって音量や音色が変化するのが難しいけれど面白いところ。
慣れてきたら左手の指をつけて練習します。
最初は音階の位置をテープやシールでわかりやすくして練習します。
練習する曲の目安、目標
キラキラ星、ゴセックのガボット、バッハのメヌエット、ボッケリーニのメヌエットなど
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◆中級者コース
いろいろなリズムや奏法を身につけて、基本的なことができるようになったら、*ビブラートや*ポジション移動などを練習して表現の幅を広げていきます。
重音やピチカート、ハーモニクスという奏法も当たり前のようにでてきます。
反復練習が必要になったり、一つのことを出来るようになるのに以前より時間がかかったりしますが、奥の深さを感じることも、出来たときの達成感も増えていきます。
練習する曲の目安、目標
ザイツのコンチェルト、エア・バリエ、ラ・フォリア、パッヘルベルのカノンなど
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◆発展コース
教本をひと通り終わるくらいのレベルになると、有名なコンチェルトやソナタ、名曲といわれるソロの曲などを弾けるように…
そのぶん、ソリストのような表現力を求められるようになりますが、ご自身の好きな作曲家の曲や、発表会で披露したい思い入れのある曲など、様々な曲に挑戦できます。
練習する曲の目安、目標
ベートーヴェンのソナタ、モーツァルトのコンチェルト、タイスの瞑想曲など
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ヴァイオリン経験者の方
◆初級者コース
小さいときに習っていたけど…というブランクがある方など、久しぶりに触るという方は記憶をたどりながら、基礎の復習をします。
◆中級者コース
基礎をひと通りわかっていて体も楽器に馴染んでいるでしょう。
以前使っていた教本の続き、または違う教本の途中からでも。
わからないこと、苦手なことを克服できればぐっと上達します。
アマチュアオーケストラなどで難しい楽譜に挑戦してる方の練習のフォローなどもできます。
◆上級者コース
上級者の方があえて新しい先生や環境を探すというのは様々な理由があると思いますが、新しい先生との出会いは新鮮さと発見があり、チャンスでもあり、相性のよい先生に出会えることは難曲に挑戦するうえでモチベーションアップにも繋がります。
ご自身の思いや希望をきちんと伝えながらレッスンを受けられると良いと思います。
◆音大受験コース
音階やエチュード、コンチェルトなど、志望校の課題にあるものを徹底的に練習します。
レッスン時間が長めになったり、使う楽譜が増えたり、レッスンも厳しく、全てが濃くなります。専攻楽器以外にも、ピアノやソルフェージュなどのレッスンが必要になります。
◆1曲集中コース
この曲が好きで、どうしても弾きたくて!
お友達やご自身の結婚式でサプライズ演奏したい!
など、特別な思いで挑戦する曲についてのレッスンでは、練習方法のコツや、表現のアイデアをお伝えします。