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Staff Blog

更新日:2017.01.11

【作曲家視点の映画レビュー「ローグワン」②】~椿音楽教室~

さて、以前のコラムの「ファンタスティックビーストと魔法使いの旅」を紹介した時、スターウォーズシリーズの音楽を担当していたのはジョン・ウィリアムズ氏であるという話をさせてもらった。そこにて、彼はもうご高齢であり、映画音楽という身も心も削りだして行うこの仕事を次の世代に継いでいる作品としても触れていた。
 この「ローグワン」も例外ではなく、あの有名すぎるスターウォーズのメインテーマ、ダース・ベイダー卿のテーマや反乱軍のテーマのモチーフはそのままに、全体のBGMは次の世代に受け継がれている。
「ローグワン」の劇伴担当はマイケル・ジアッチーノという方で、私も幼い頃から好きな作曲家だ。初めて彼の音楽に触れたのは、2004年。ピクサー映画の「Mr.インクレディブル」を見てからである。それ以前はテレビドラマやゲーム音楽をやっていたようなのだが、その後もピクサー映画の劇伴を幾度と担当しており、最近ではハリウッド映画に名を聞かない時がないほどの売れっ子作曲家になっている。