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Staff Blog

更新日:2017.01.24

【ブルガリアン・ヴォイス①】~椿音楽教室~

ブルガリアン・ヴォイスをご存知だろうか。普段聞くような西洋のクワイアやゴスペルとは違い、一度耳にすると二度とその特徴を忘れないだろう、というブルガリア独特の伝統的な発声法だ。
 最初にその存在を知ったのはいつだったか、私が通っていた専門学校で習ったような気はするのだが、確実に「これがブルガリアン・ヴォイスか!」と音の特徴を捉えたのはとあるポータブルゲームのラスボス戦のBGMだった。そのときはバトルが始まる瞬間に「アーヘー」という独特な女性のロングトーンからテーマに導入するという大変インパクトの大きいBGMだった。
 その後、ブルガリアン・ヴォイスをクラシックや民謡以外の俗世の音楽に用いられているかどうかを調べた。だがとても素晴らしい歌声ながら、それが利用されている曲を見識の乏しい私ではあまり見つけることが出来なかった。
 2014年に大ヒットした「アナと雪の女王」では、オープニングに「もしかしてブルガリアン・ヴォイスかな?」と思わせる男女混声のアカペラがタイトルコールとして使われていた。だがこちらはブルガリアではなく作曲家の出身地であるノルウェーの民謡を倣っているようだった。