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Staff Blog

更新日:2017.01.25

【ブルガリアンボイス②】~椿音楽教室~

一方、横山秀夫の同名小説を原作としたテレビドラマ「臨場」のタイトルテーマにもブルガリアン・ヴォイスとおぼしき非常に独特な進行のクワイアが流れるのだが、これは恐らくブルガリアン・ヴォイスではなく西洋クラシックの歌唱者たちが歌っているのではと思う。
 こうなってくると是が非でもブルガリアン・ヴォイスを使っているアニメやドラマを見つけたくなったので、インターネットでサーチしてみると……、なんと、意外なところで使われていた。
 つい先日開催したばかりのリオデジャネイロオリンピックの開会式にて、日本国の国家である「君が代」がブルガリアン・ヴォイスとそれに準拠した和声進行へ大胆に編曲されていたのだ。これはびっくり、意外なところでつながるものである。
 こうしてブルガリアン・ヴォイスを何度も聞いているとそれらを自分の曲でも使いたくなるのが作曲家という人種だ。どうやら考えることは皆同じなようで、実はブルガリアン・ヴォイス専用の製品版KONTAKTで動く音源が発売されていたりする。琴音源の「KOTO NATION」やティンホイッスル音源「VENTUS ETHNIC WINDS-TIN WHISTLE」など、エスニックな音源を多く取り扱うIMPACT SOUNDWORKSというメーカーの「VOCALISA:SLAVIC WOMENS CHOIR」というソフト音源だ。ここはひとつ手に入れておきたいものである。