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Staff Blog

更新日:2016.08.10

【あるフルート講師のつぶやき・・・真田丸の音楽】 ~椿音楽教室~

TVドラマはあまり見ないのですが、大河ドラマはめちゃくちゃ好きです。
元々石田三成のファンなので、最近完全に『真田丸』に熱中しています。
真田丸はシナリオがすごく良くて、劇中の音楽も最高です!
オリジナルサウンドトラックを聞くと、『真田丸』の世界がすぐ目の前に現れます。
さすがNHK交響楽団。すごい迫力です。

音楽全体の中でも、わたしはやっぱりテーマ音楽「真田丸」が大好きです。ヴァイオリンが主役として全体を導いて、音楽も明るくなります。そして音域の大きな跳躍が、まるで信繁の人生のように巨大な変化を感じさせます。
「出港!真田丸」も好きです、チェロが演奏する低音部分は波のように動いて、壮大な感じがします。
そして、私が思うに一番面白い曲は「家康という男」です。この旋律は徳川家康自身を表しています。
家康がまだ大きな権力を持っていない時はとても滑稽なリズムですが、だんだん強大になったあと、主要な旋律はそのままに、リズムが平穏になり、そして低音の部分を強調します。家康が何かを計画する様子を感じ取ることができます。

「聚楽第」を初めて聴いたのは信繁が大阪城にはじめて訪れた場面の時です。
女声合唱がキラキラしていて、壮大な大阪城を表すようでした。曲が一層美しく盛り上がっていたのを思い出します。
「新しい世」この曲もめちゃ好きです、一番印象が深いのは太陽の下で大阪城から外を見る場面です。
本当に太陽の光みたいに暖かくて、平和な旋律が流れます。この曲を聴いてすごく感動し、涙が出ました。
「真田丸紀行」は毎回の最後で歴史的に有名なスポットを紹介する部分です。この部分の音楽は一番穏やかで前半のヴァージョンはピアノソロ、後半はピアノ伴奏付きのソプラノソロです、どっちでも戦国時代の激しい感じとは違い、とても優しい音楽です。

このように『真田丸』の音楽は本当に素晴らしいと思います。
これらの音楽を聴くと頭の中で自然にいくつかの場面が出てきます。また同じ旋律でも変奏や楽器の編成が変わるので音楽の雰囲気や伝わる感情が同じでない点も興味深いです。

今回は『真田丸』についてでしたが、大河ドラマの音楽は聴いてみるとどれも素晴らしいですね。
『風林火山』の音楽も素敵な作品ばかりでした。特にメインテーマ曲とその変奏は色々なものを表現して、多くの感情を伝えてくれます。
大河ドラマの音楽を創作する作曲家は天才!
NHK交響楽団の演奏は最高!
あなたも是非大河ドラマの音楽を感じてみてください!