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Staff Blog

更新日:2016.10.02

【私の好きなフルートマエストロ あるフルート講師のつぶやき】 ~椿音楽教室~

どんな業界においても、憧れて尊敬される存在がいます。フルート業界も例外ではありません。私もアイドルのように憧れているフルートマエストロがいるのですが、紹介する前に、皆さんに一つの問題を考えて欲しいと思います。
どうしてアイドルって必要なのでしょうか。
私はこう思います。格好良いとか、周りのひとが皆好きだからとかにかかわらず、私にとっては、その雲の上のような人達は導いてくれるゴールのような存在で、その目標に達成するために進むための原動力みたいなものではないのかなと。「私もあんなフルート奏者になって、世界ツアーをして、立派な音楽ホールでコンサートを開きたいな」とか時々妄想しちゃうけれども、ほんの少し可能性がある限り明日も頑張れる気がします。
 皆さんも経験があるかもしれませんが、実際にマエストロの演奏を拝見すると勉強になって自分も成長することがあります。例えば、演奏する時どんなポーズや姿勢をとるべきか、演奏しているところでどのぐらいフルートをリズムに沿って振ったりすればいいのかを悩んでいる場合は、いつもユーチューブで自分の好きなフルート演奏者の画像を検索し、参考にしています。
  では、私の「好きなフルートアーティストランキング」トップ2を見てください。第2位は、イタリヤ出身アンドレア・グリミネッリというフルート奏者。彼のプロフィールについて詳しく知りたければネットで検索すれば出てきますが、私が一番すすめたいのは彼のライブ演奏「ガブリエルのオーボエ」です。美しいメロディーが会場で流れて、優しくロマンチックなフルートの音色はこの曲とぴったりでした。そして、なにより印象に残ったのはこのフルートマエストロと実際に会ったことです。当時、私はまだシンガポール国立青少年オーケストラのメンバーをつとめていました。そんな中グリミネッリ氏のコンサートでモーツァルトフルートコンチェルトト長調K.313のオーケストラ伴奏として選ばれたことで、彼と会っただけではなく、サインまでもらったのです。手の届かない存在と話したり会ったりするのはすごく嬉しかったです。
   そして、好きなフルート奏者ナンバーワンはスイス出身エマニュエル・パユです。若いながら世界的に有名なベルリン・フィルハーモニー管弦楽団に入団し、実力派である彼はルックスの良さと相まってたちまち人気者になりました。なにより感心するのは彼が英語、フランス語、ドイツ語に堪能なフルート奏者ということです。エレガントな音色、全ての音符まで心を込めた演奏を聴くたびに、ゾクゾクして鳥肌が立つくらいです。一度会ってみたいものです。ちなみに、パユ氏は日本が好きで、リサイタルやコンサートを開くことが多いそうです。