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Staff Blog

更新日:2016.10.18

【~私と音楽~ 第10話 オーボエ講師のつぶやき】 ~椿音楽教室~

前回の続きからスタートします!
前回は私が大失恋をして1週間後に中間試験をひかえているところでしたね!
私、人生で初めて失恋で泣いたんです!それだけ好きだったんでしょうね。
試験まではとりあえず毎日練習して、試験用のリードを準備してとか、とりあえずあまり考えないように忙しくしようとしてました。夜は眠れるようにお酒を飲んだり。
私の試験内容はヨハン ヴェンツェル カリヴォダ のオーボエコンチェルティーノ へ長調 op110
とロベルトシューマンのアダージョとアレグロだったんですが、いままでにもましてシューマンの曲への感情移入がすごくて(もう冒頭は愛の事だけ考えてました)、演奏後の試験管からの講評もよいものばかりだったんです。自分自信でも演奏直後、これ以上は無理って感じで吹き切った感がありました。そしてそれなりに良い点もいただけて無事に終わったんですが。
結果から私の考えを言いますと、恋愛は確実に私の音楽を育てるうえで役に立ったということです。もちろん、恋愛だけじゃうまくなるわけではないんですが、技術面のほかに恋をして失恋等することによって悲しみ等(他のたくさんの感情がありますが)表現力がさらに成長できたんではないかと思います。

かなりスキップしてきてしまったんですが、もう一度、ハンブルクまでさかのぼります!

さあハンブルク音楽院に通い始めるとともに、私は大学生のための寮に引っ越しをしました。そこは前に住んでいたところよりもかなりハンブルクの街中に近くて、ハンブルク音楽院の生徒だけではなく、ハンブルク大学も生徒たちがたくさんい住んでいました。寮の周りは閑静な住宅街で頻繁に野生のリスが見れたりして素敵なところ!
その寮は階ごとに大きな共用キッチン、共用トイレ、共用シャワー(湯船なんてありません)があり、自分の部屋には小さな洗面台、ベット、勉強机と全てそろっていました。ただ一番いやだったのは、インターネットを使える容量の制限があったことです。前の家では気にせずに、日本のドラマとか、バラエティーも見放題、両親とのスカイプもやり放題だったんですが、寮ではインターネットの制限があったのであまり動画なども見れなかったので、暇さえあれば学校に行って練習したり友達と話に行ったり、カフェに行ったりしていましたね。1人でいることに耐えられなかったんですよ(笑)

そして、寮に住むことでさらなるストレスが私におそってきました。
続きはまた次回で~