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Staff Blog

更新日:2016.10.31

【私と音楽 第24話 オーボエ講師のつぶやき】 ~椿音楽教室~

では前回の続きから書こうと思います。
今回は私が初めて受験に臨むところからですね!
1度目の受験はまずハノーファー音楽大学、シュツットガルト音楽大学、ワイマール音楽大学、ライプツィヒ音楽大学を受験しました。まず一番最初に受験をした学校がワイマール音楽大学だったんですが、ものすごく緊張しました。まず、einspielraum (直前に練習をする部屋)に通されるんですが、そこには受験者がたくさん集まって最後の練習とかリードのチェックをしています。あとこういう時って全員うまく聞こえるし嫌な時間ですよね~
で、試験の部屋に行く時は、viel grueck(幸運をいのるよ)とか言ってあげたりするんですよね。その時、ドイツ人って優しいなあと思いました。だってみんなライバルなのに一人一人声かけたりしてくれるんですよ。
で、私の順番が回ってきて試験会場に入りました。すると。。。。。。たくさんの学生も聴講してる~!!!!!もうどうしようと思いました。予想外。。。さらに緊張。。。
とりあえず、学校側で準備してくださった伴奏者の方と準備していた曲を吹いたわけですが、自分自身自分がどう吹いていたのか覚えていません。
ワイマール音楽大学は全員が吹き終わると、全員集められてその場で結果が発表されました。かなりあっさりした結果発表だったので、え?もう終わったの?って感じだったんです(笑)

ちなみに受験とは全然関係ないエピソードなんですが、私はワイマール音楽大学の受験の時にこの音楽大学の学生のオーボエの日本人女性の方とその方の彼氏さんと一緒にご飯を食べたんです。彼氏さんは金管楽器の方だったんですが、衝撃発言!僕が彼女のオーボエのリードを作ってるんだよ~!聞くところによると、彼は金管楽器で、他の楽器の人より練習をしないかわりに、彼女からリードの作り方を習って彼女のために作っているようです。いいですよね~こんな彼氏がいたら。うらやましい限りです:)

それからハノーファー音楽大学、シュツットガルト音楽大学と順々に受験をするわけですが、どれも不合格。。もう心折れますよね。でも何度もやっていくにつれて場の雰囲気に慣れてきてるなというのはありましたが、なかなか学校が準備してくれた伴奏者と演奏することになれなかったです。普通、伴奏者がどう演奏しようと自分で音楽を動かしたいのであれば、自分で方向を伴奏者に示して私についてきて!という感じに音楽をもって行かなければならないのですが、その時の私にはそれが全然できなかったんです。
次に続く~