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Staff Blog

更新日:2010.01.09

【オーディション・パーフォマンス、何を吹けばいいの】 ~椿音楽教室~

 山のような曲の本から、どの曲を選べばいいのかという悩みを抱えていませんか?長年楽器をやっている間、いつの間にか積み上がった曲の本、オーディションや演奏の時となると、選択を迫られ、選べなくなることはあるでしょう。そんな時、まず考えるべきことは「どんな状況・場所ですか」ということ。オーディションにしても、イベント演奏にしても、それぞれの特性を持っているため、場合によって集まった観客たち、目的、雰囲気も異なります。それに応じて、曲の難易度も違ったりするのです。
  まずはオーディションの場合。このような正式な場合に合わせ、自分の得意なジャンルや長所がアピールできる曲を選んだほうがかしこいと思います。また、努力の成果を披露するのに、ハードルが高く、多様なテクニックやアーティキュレーションが含まれる曲が理想的です。そして、審査員も挑戦的な曲を求め、フルート奏者の最大限努力する姿を見たがっています。もちろん、いくら挑戦的な曲にせよ、間違いだらけの演奏は通りません。
そこで、わたしがおすすめする試験曲やオーディションにふさわしいフルートの曲を上げたいと思います。
シューベルト 作曲「しぼめる花」の主題による序奏と変奏曲Op.160、シャミナードのフルート・コンチェルティーノOp.107やJSバッハによるソナタBWV1034など。がおすすめです。
  次はイベント演奏の場合。できるだけイベントのテーマに合わせて曲を選びましょう。ひとつ注意してほしいのは学問的、曲のテーマをつかみにくいのをやめるということです。そもそも、個人のリサイタルでもないし、来場者はイベントを楽しむため集まっているため、旋律が美しく、観客をリラックスさせる曲にするのが妥当です。
例えば、2014年に中秋節のお祝いとして行われたイベントでのパフォーマンスを頼まれたとすれば、嫦娥月に奔る伝説に基づいて中秋節が始まったのを考えて、その切ない気持ちを表現し、「タイスの瞑想曲」にしたりするのが良いです。オペラやミュージカルに関することを何も知らない人でも楽しめれば、目的達成ということではないでしょうか。
  レストランやバーの場合だったなら、気軽で愉快な曲のほうがいいでしょう。そこでおすすめのジャンルはジャズやポップの曲、お客さんは楽しく食事をしながらライブの音楽パフォーマンスを聴くため、わかりやすく聞き覚えのある曲を選んだほうはよいです。そしておすすめの本は「フルート・ポップス名曲集」と「友へ、家族へ、幸せを祝う名曲」、その中からアヴェマリアとか、シネマ・パラダイスなど良く知られている曲が私の個人的なお勧めです。