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Staff Blog

更新日:2016.11.03

【クラシック音楽を好きになること ピアノ講師のつぶやき】 ~椿音楽教室~

こんにちは!
最近また注目され始めてきたクラシック音楽というジャンル。今回はその人気のあり方について考えて行きたいと思っています。最後までお読みいただけるとうれしいです。
漫画「のだめカンタービレ」がドラマ化されてからでしょうか。日本の中でクラシック音楽というジャンルに新たな注目が集まってきていると思います。テレビのBGMやドラマの挿入曲にもクラシック音楽がよく使われるようになってきたのではないでしょうか。それは一人のクラシック奏者として大変にうれしいことです。
よくクラシックに馴染みのない人達が「クラシック音楽ってなんだか敷居が高そうだよね…。」「よさそうなのはわかるんだけど、どうも難しくて入り込む勇気がわかないんだ…。」などといっている会話を耳にすることがあります。まずその点についての誤解を解かなければならないと思います。
こういう話をするとき、クラシック音楽になじんでる側は「クラシックって難しいと思われるんだけど、そんなことないよ!」といって励ましますね。とんでもない。クラシック音楽は難しいのです!!皆さんにとっても難しいですし、私たちクラシック奏者にとっても難しいものなのです!私だってある曲を最初聴いたとき、「この曲の何がいいんだろう…。さっぱりわからないや…。」となるときなんてよくあることです。ましてや、クラシックに馴染みがない人が難しいと感じないほうがおかしいのです。
よく考えてみると、難しいのは当たり前です。すべて答えを明示し、その答えがすべての人の手の届く場所にあるようなものに、果たしてどれほどの価値があるでしょうか。それよりも、奥深くに隠された答えを自力で探し出し、それと出会った時、その答えのもつエネルギーやピュアさに圧倒される、そんな経験のほうがよっぽど豊かなものになりえるのではないでしょうか。だからこそ、クラシック音楽は長い歴史を超えて残り、これから先も愛され続けるだろうといわれるのではないでしょうか。クラシック音楽に馴染みがなく興味はなんとなくあるんだけど、一歩踏み出せない人たちに会ったとき、私は自分の言葉でこう伝えることにしています。「クラシック音楽は敷居も高くないし、気軽に聞きにいくことができるよ。ただ、もしかしたら最初聞いただけじゃわからないかもしれない。というか多分わからない!でも安心して。些細なことでもいい。もし、少しでも感動するなにかのかけらでも見つけたならそれで最初は上出来だし、いつかその何倍の感動が君を包むことになるから。」