【クラシック音楽が持つ社会的な役割】　～椿音楽教室～

こんにちは！
今回は音楽が社会にどういう影響を与えているのかを考えていきたいと思っています。最後までお読みいただければ嬉しいです！
音楽は身近なところに沢山あふれています。例えば、テレビなどでの効果音、カフェでくつろいでいるとき、ふと気づくとかかっていたバックミュージック、携帯の着信音、眠れないときに流すインストゥルメンタルミュージック、悲しい時に心をいやしてくれるお気に入りの曲等々。
気づかないうちに音楽が私たちの周りにはあふれています。
なぜ、そこまで音楽にあふれている世の中で暮らしている私たちが、お金を払ってまでクラシックを勉強しようとするのでしょうか。当たり前のように思っていましたが、よく考えると不思議なことです。
皆さんがクラシックを聴いたり、弾いたりするときは様々な理由があると思います。悲しみに暮れているとき音楽を聴いて安らぎたいときもあるでしょう。また勇気をもらいたいときにかける勇ましい楽曲があるという人もいると思います。単にクラシックが大好きで聞かずにはいられないという人も、潜在的には沢山いるに違いありません。
なぜクラシック音楽は、必要とされるのか。長い歴史の中でこの２１世紀まで受け継がれ、そして今もなお進化を続けているのか。。それはクラシック音楽のなかにあって、ほかの音楽にないものがあるからとしか説明しようがありません。では、その力とはいったい何なのか。それは「癒し」です。クラシック音楽には人々を癒す力があるのです。もちろんほかの音楽にまったくないといっているのではありません。それぞれ違った魅力があります。ロックは感情を高揚させ、元気にさせる力がありますし、ジャズには何とも言えない優雅さや切なさが内包されていると思います。しかし、クラシック音楽のなかに秘められている「癒す」力。それは、ほかのジャンルとは一線を画すもので、だからこそ長い歴史を生き抜き、人類の中で最もなじみの深い音楽となりえたのだと思います。現代社会での世の中の変化はめまぐるしく、とても速いスピードで物事が動いていきます。それは悪いことではありませんが、現代人のこころの閉塞感、息苦しさの一つの原因となっていることは間違いないでしょう。それらで悩む人々の癒しとして、クラシック音楽は社会とかかわっていくのではないでしょうか。そして、その力により多くの人が気づき、さらに多くの人にクラシック音楽の魅力が伝わって行くことを願っています。お読みくださりありがとうございました！