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Staff Blog

更新日:2016.12.20

【ショパンという作曲家】 ~椿音楽教室~

こんにちは!
今回はショパンはどのような作曲家なのか皆さんと一緒に考えていきたいと思います。最後までお読みいただければ嬉しいです!
ショパンという名前を知らない人はおそらく、世界中を見ても少ないのではないでしょうか。それだけ超有名で超名曲揃いの作曲家だということは、もう疑う余地がないでしょう。
その中でも傑作中の傑作としてあげられる曲は、「幻想ポロネーズ」、「ピアノソナタ第三番」、「バラード1番、4番」、「スケルツォ4番」、「24の前奏曲」などでしょう。ほかの作品もどれも素晴らしく、これからも歴史に残る曲ばかりだと思います。
ショパンを弾く時、よく即興的に感覚的に弾くピアニストは大勢います。実際ここまで曲として完成され、誰が聞いても美しいと感じる曲のオンパレードですから、仕方ないと言えば仕方ないかもしれませんが、ひとつだけ皆さんに覚えていただきたいことがあります。それはショパンの楽譜の書き方についてです。彼はおそらく、どの作曲家よりも丁寧に、そして緻密に楽譜を書き上げました。即興的に弾かれるショパンですが、ある意味最もアカデミックな作曲家だとも言えるのではないでしょうか。なので、ショパンの楽譜にはたくさんの版が出ているのです。あまりにも細かい指示で、ショパンが生きていた当時の出版社によってすら表記に微妙な違いがある。それほどこまかなディティールにまでこだわったショパンだからこそ、たくさんの解釈が出てくるのだと思います。
もうひとつショパンについて知っておいていただきたいこと、それはショパンという作曲家は誰よりもピアノという楽器を理解していたということです。ピアノが上達すればするほど、ショパンがいかに合理的な奏法で演奏し、それを自身の曲に取り入れていたかがわかると思います。彼の書いた指使いは一見すると弾きにくいと思われるものがあります。しかし、腕の力を抜き手首の力を抜き、それだけでなく指の力まで完全に抜き切れたとき、かれの指使いの意味が見えてきます。それだけ、合理的な奏法にあの時代で気づいたショパンの天才性にはただただ驚くばかりです。
ショパンの演奏家として有名なピアニストを何人か挙げたいと思います。まず、最も早く名前が挙がるのはアルトゥール・ルービンシュタインでしょう。彼のショパン演奏は模範中の模範として、現在でも高く評価されています。あとはクリスティアン・ツィメルマンでしょうか。kれの演奏も世界的に見て評価が高いです。私はあまり好きではありませんが...笑
もうひとりだけは個人的な観点で挙げさせていただきます。ゲンリヒ・ネイガウスです。ぜひ、みなさん彼のショパン演奏を聴いていただきたいです。さらにショパンが好きになると思いますよ!
ショパンはたくさん書くことがあるので、また次回お話できればと思います