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Staff Blog

更新日:2016.12.23

【ピアノを響かせるには】 ~椿音楽教室~

こんにちは!今回はピアノの響きについて考えていきたいと思います。最後までお読みいただければ嬉しいです。
皆さんは響きと聞いてどんなことを想像しますか。大きなコンサートホールで響く楽器の音色ですか?お祭りで響き渡る太鼓の鼓膜を揺るがすような響き?もしかしたら、夜の誰もいない地下の駐車場を、一人カツカツと歩くハイヒールの足音かもしれません。
ピアノはコップと一緒です。といっても何の事だかわかりませんね(笑)皆さん、もし今、お手元にガラス製のコップがあればそれを持ってみてください。そして、そばに偶然置いてあるかもしれないお箸でたたいてみてください。もしレストランにいる方は、お行儀が悪いのでまわりからじろじろ見られるかもわかりませんが、ピアノがよりうまくなるためにはそんなの知ったこっちゃない!です(笑)
どうですか?なにも響かないでしょう。そりゃそうです。なにせ手で握っているのですから!
では次はコップを掌に載せて、それでたたいてみてください。そのころには、きっと周囲はあきれてますから気にせずに(笑)
少し響きませんか?理屈はわかりますよね、コップに触れている表面積が少ないからです。
少し話が見えてきた人もいるかもしれません。ピアノというのは指で弾きます。言い方を変えると、指である瞬間だけ押さえつけているということもできます。そして、長い音を弾くときはより長い時間押さえつけていることになります。さっきのコップの話を思い出してみましょう。押さえつける面積が大きければ大きいほど響きませんでしたよね?ピアノも同じなのです!つまり、指の小さい面積で瞬間的に鍵盤を押せば、ピアノは響くのです。ここであることをいう人が出てきます。「そんな早く話したら音が響くどころか消えちゃうじゃん!」たしかにそうですね。だからペダルがあるのです!ペダルは音を伸ばすためではなく、音を響かせるためにあるのです!この話をすると、とても共感してくれる人もいれば、まったく同意してくれない人もいます。奏法も音色も十人十色、みんな違うものですからそれは構いません。しかし、今の僕が出した結論はこうです。①打鍵するときなるべく指の狭い範囲で行う②鍵盤を指が押している時間をなるべく短くする③その助けと、響きの増長を狙ってペダルを使用する。これがピアノを響かせる秘訣です。皆さんぜひ一度試してください。面白い発見があるかもしれませんよ!