【楽譜の版】 ~椿音楽教室~ | 椿音楽教室

STAFF BLOG講師ブログ

2016.10.03

【楽譜の版】 ~椿音楽教室~

みなさん、こんにちは!今回は楽譜の版についてお話しさせていただこうと思っております!最後までお読みいただけると嬉しいです!

突然ですがみなさん、いま目の前にある楽譜をよくご覧ください。もし、そこにあるのがモーツァルトであれば、おそらく表紙は緑か赤か青、ベートーベンでも同じですね。もし、そこにあるのがショパンなら、おそらく緑か青か赤か白といったところでしょう。もし、ラフマニノフであれば表紙に絵が書いてあるか、作曲者の顔がどでかく写ってはいませんか??
別にわたしは超能力者というわけではありません笑。ここで何を言いたかったのかというと、じつは楽譜には様々な版があるということです。たとえば、先程言ったモーツァルト。緑は全音出版社が出している楽譜です。これは日本の会社ですね。赤はウィーン原典版。文字通りウィーンの楽譜です。青はヘンレ版という楽譜。おそらく世界で最もシェアの高い楽譜の1つではないでしょうか。
ショパンの白というのはパデレフスキ版という楽譜です。これは、ポーランドの著名なピアニストで、政治の世界では首相まで上り詰めたイグナツィ・ヤン・パデレフスキという人が編集した楽譜です。
ここでみなさん、不思議に思いませんか??なぜ、曲は同じなのにここまでいろいろな種類の楽譜があるのだろう。同じ曲で同じことが書いてあるなら、1番安いのを買えばいいのに!!と思いませんか??
実は、ピアニストに限らず音楽家はらレベルが高くなればなるほど、楽譜のしゅるいにきをつかうのです。そして、その楽譜の種類によって演奏も全く変わってくるのです。なぜでしょう。もちろん、書いてある音そのものはすべての版で一緒です。しかし、じつは、細かなフレーズや指示記号、指使いなのが版によって全く変わってくるのです!!もしこのことを、ほんの些細な問題としてとらえてしまうなら、それは甘いと言わざるおえないでしょう。なぜなら音楽家はその微妙な違いを読み取り、そこから作曲家が何を表したかったかを深読みするのが仕事だからなのです。
音楽家は深読みします。そして、その読み方は十人十色です。その各自の読みの積み重ねが、大きな音楽的な違いとして、個性として出てくるのです。本当に大げさでなくそうなのです。みなさん、先程見ていただいた楽譜をもう一度開いてみてください。そして、よく目を凝らして見てください。そこには、あなただけの音楽が広がっているはずなのです。

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