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Staff Blog

更新日:2016.11.04

【あるオーボエ講師のつぶやき~私と音楽~第28話】 ~椿音楽教室~

では前回の続きを書こうと思います。前回は2度目の受験に臨むにおいて私が何を改善しようとしたかでしたね。
曲を吹く上での細かい部分の練習です。
例えば、音の吹き終わりまで注意して吹くように心がけたり、スタッカートとテヌートの違いがしっかり出るように練習したり、フレーズがどんなふうに作られているのか、どこが音楽の頂点となっているのか、いろんなことを考えるようにしました。これまであまり考えていなかったんで。。
あとは昔のような練習法を改善して、速いパッセージはものすごくゆっくりのテンポから練習。
ちなみに私は、速いパッセージになると指が必要以上に上がってしまい、余計な動きをするような演奏になってしまっていたんです。多分、これも緊張から来ていると思うのですが。。
そこで、本当にゆっくりのテンポからはじめて、少しずつテンポを上げていくという練習、そしてゆっくりのテンポでもつまづく場合は付点をつけたりして他のリズムに変えて練習しました。本当につまらない練習なんですけど地道に練習するうちにできてくるんですよ。
だから、出来ない部分はいつもこういった練習をしていました。
でもいくら練習しても、なかなか調子が悪いな~ってこともあるじゃないですか?あとどうしてもやる気がでないとか。そんな日は、とりあえず基礎の練習だけちゃちゃっとやって、そのほかの練習はやりませんでしたねー。で、気晴らしに友達と遊びに行ったり、好きなもの食べてごろごろしたり。私の場合、そういう時に練習しても効率が悪いですし、全然はかどらないんで。
もちろん、試験間際とか、コンサート前で絶対練習しないとやばいって時には、チェック程度に練習しますけど。

その他、曲の練習で考えたのは、その曲の情景ですね。どういう情景を考えながらその曲を吹くのかを考えて、楽譜にしっかり書いて試験に臨みました。例えば、シューマンの3つのロマンスの2楽章の冒頭の場合、私はお母さんが子供に子守唄をうたっているようにとか考えてました。あと、色で区別したりもしてました。だからその頃の私の楽譜は色鉛筆でいろいろ描いたりしていたのでとってもカラフルでした(笑)

2度目の受験は、ちゃんとピアノの練習もしっかりやりました。友達のピアノ科のお姉さんに映える曲を選曲してもらって、レッスンしてもらいました。
楽典の試験の準備もしっかりしましたよ。楽典の授業は学校でもあったんですが、たまたまハンブルク音楽大学に在学していた、作曲専攻の日本人の方がいらっしゃって彼女にレッスンをしていただいていました~二度目の受験はなんとしても合格したかったんです!
次に続く~