【～オーボエの仲間♪オーボエダモーレ～ 】　～椿音楽教室～

～オーボエの仲間♪オーボエダモーレ～
みなさん、オーボエダモーレって知ってますか？？
多分、オーボエやコールアングレ（イングリッシュホルン）より知名度が低いと思うのですが、オーボエダモーレもオーボエの仲間で木管楽器に分類されます。そしてこちらもオーボエ、コールアングレと同じようにダブルリードを使用します。
★ダブルリード→二枚のうすくした葦を重ね組み合わせて作ったマウスピース。
見た目はオーボエとコールアングレを合わせたような形をしていまして、コールアングレのように下のベルが洋ナシがたのように丸みを帯びていて、先端に金属でできたチューブをはめて、その上にリードをつけ演奏します。指使いもオーボエ、コールアングレと同様です。
そして、オーボエダモーレ、コールアングレと同じように移調楽器です。オーボエダモーレの場合は楽譜に書いてある音を吹くとその音から、短３度低い音が鳴ります。

どんな音がなるのだろう？ん～なんて言ったらよいのだろう。オーボエとコールアングレの中間の音？低すぎず、高すぎずという感じですかねえ。まろやかな音で私は好きですよ。ちなみにオーボエダモーレってどんな意味だか知ってます？ダモーレってイタリア語なんですけどそのまま訳すと、愛のオーボエという意味なんですよ！なんでこういう名前になったのかは、私も謎なんですが。。
オーボエダモーレの音を聞いてみるなら、ヨハン・セバスチャン・バッハの二長調　ＢＷＶ１０５３
なんていかがでしょうか？是非聞いてみてくださいね；）

このほかにオーボエの仲間には、オーボエミュゼット、バリトンオーボエなどがあります。これらの楽器はめったにオーケストラ等では使われません。ですが少しだけ紹介させてください。
オーボエミュゼットもダブルリードを使用し、木管楽器に分類されます。見た目はオーボエにそっくりで、オーボエをそのまま小さくしたような感じです。こちらも移調楽器で楽譜上の音を吹くと短３度高い音が出ます。

続いてバリトンオーボエ。まず、オーボエの倍ぐらい大きいです。見た目はコールアングレに良く似ているんですよ。使用するリードはコールアングレのリードを少し大きくしたようなものを使います。バリトンオーボエは移調楽器ではないんですが、移高楽器なんです。楽譜は１オクターブ高く書いてあって、実際になるのは１オクターブ低い音なんですよ。その他、指使いはオーボエとほぼ同じです。

オーボエにはこんなに多くの仲間がいるんですね～良かったら全部の楽器の音を聴き比べてみてください～；）