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Staff Blog

更新日:2016.09.15

【★おもしろい・興味深い現代音楽★】 ~椿音楽教室~

さて今回は面白い・興味深いをテーマに現代音楽を紹介したいと思うのですがみなさん現代音楽について何か知っていますか?
現代音楽、ドイツ語ですとNeue Musik直訳すると新しい音楽、英語だと20th Century Classical Musik、20世紀のクラシック音楽といいますね。簡単に言いますと今までの音楽様式の決まりを否定して、新しい音楽を作るといった感じでしょうか?大きな特徴は頻繁に無調や不協和音が用いられます。現代音楽はなんでもありうるようで、ホントにビックリするようなことが楽譜に書いてあったりするんですよ(笑)
では早速ご紹介したいのがこのひと!アメリカ合衆国出身の作曲家、ジョン・ミルトン・ケージ・ジュニアさん。みなさんジョンケージという名前でご存じではないでしょうか?
私、今まで、音楽家としてしか全然知らなかったんですが、彼って詩人、思想家、きのこ研究科でもあるみたいなんですよ。すごいですね。
そして彼の代表作といえば、もちろん「4分33秒」!!知ってます?
この曲は名前の通り4分33秒で演奏が終わります。しかし、演奏者は少しも音を出さずに、沈黙でいなければならないのです。そして観客の人達が出す音こそがその4分33秒という曲となります。彼は沈黙というものを音楽にしたんですね~

続いては、マウリシオ・カーゲルさん。彼はアルゼンチン生まれのユダヤ系の作曲家で、20代からドイツで生活をしました。彼の作曲する曲はとてもパフォーマンス性にあふれています。
例えば、彼の曲には、指揮者が倒れると指示が出されているものがあるらしく、そのあとは、コンサートマスターが指揮をするようにと記載されているようです。

そしてもう1曲!こちらもカーゲルさんの曲で、ティンパニとオーケストラのための協奏曲なんですが、最後のクライマックスで、ティンパ二に演奏者が飛び込むという指示があるようです。でもティンパ二の側面を紙にしたものを一番はじに使わずに置き、最後に演奏者が頭から突っ込むらしいですよ!
もうなんでもありですよね~!
私は1度だけエリオット・カーターのピアノ、オーボエ、クラリネット、ファゴット、ホルンのクインテットを演奏したんですが、まったく理解できませんでした。一応これがテーマ?って考えられる部分はあったんですが、なかなか構成を理解することができませんでした。

みなさん現代音楽の中でも、聴きやすい曲もたくさんあるので是非聞いてみてくださいね!