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Staff Blog

更新日:2016.09.17

【~ドイツのオーケストラオーディションの課題曲★1番オーボエ編~】 ~椿音楽教室~

~ドイツのオーケストラオーディションの課題曲★1番オーボエ編~
さて、今回はドイツのオーケストラのオーディション(1番オーボエ)でどんな課題曲が出るのかを紹介したいと思います。
私は1度、日本の某オーケストラのオーディションに参加したことがあるんですが、びっくりしました。日本のオーディション、書類審査の結果が来たのがオーディション2週間前ぐらいだったかなあ。それかもっとあとだったかなあ?それで課題曲の楽譜も一緒に届きました。しかもOrchester probespiel の本に載せられてない曲もある。。。私はドイツのようにこの本から課題曲が選ばれると思ってたんでビックリしました。自分の教授もあせってましたよ。なんで課題曲すぐ分かんないの?って。その時私、ドイツにいたんで、書類審査の結果を両親に聞いて、次の日に日本に飛びました~;)
ドイツはそんな事あんまりないです!そしてほとんど、Orchester probespiel の本から出題されます!
1、 2番オーボエに限らず、絶対に吹かなければならない曲、それは
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト作曲のオーボエ協奏曲 ハ長調 k314
普通は1楽章の途中まで、2楽章の途中までです。3楽章を吹くことはあまりないです。
あと、リヒャルト・シュトラウスの作曲したオーボエ協奏曲も吹かなければならない事もあります。

そしてOrchester probespielの本から良く出される曲はこちら。本を参考にしてください。(1番オーボエ)
L van Beethoven op,55 Sinfonie Nr,3/Fidelio,
Johannes Brahms op,68 Sinfonie Nr,1/op77 Violinkonzert
Felix Mendelssohn Bartholdy Sinfonie Nr 3
Maurice Ravel ,Le Tombeau Couperin /Gioacchino Rossini ,Die Seidene Leiter
Bedrich Smetana,Die verkaufte Braut/Richard Strauss ,Don Juan
Peter Tschaikowsky,Sinfonie Nr,4/Carl M.von Weber,Der Freischuetz
が良くオーディションの課題曲に出されます。でも、どの曲が来てもいいようにOrchester probespiel の本を全部練習しておく事をお勧めします!!この他の曲が出されることもありますんで。
私の大学はオーケストラの学科の卒業試験で、各楽器、ソロのリサイタル、そして、オーディションと同じような試験があります。その試験はいろんな楽器の先生、そして指揮者の先生、計8人ぐらいに審査されます。学生はソロの試験よりこっちの試験のほうが怖いと良く言っています。というのも、なかなか良い点数が取れないんです。試験官の指揮の先生は現役の有名指揮者で、彼は学生オケを振っているんですが、その時良く私たちに言っていました。オーディションは1人で吹かなきゃいけないけれど、音楽を演奏している事を忘れないでください。テクニックなどにとらわれすぎないでと!審査員がまっているのは、もちろんテクニックもそうだけど、重要なのは、私たちがどんな素敵な音楽をきかせてくれるか?なんでしょうか?