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Staff Blog

更新日:2016.09.24

【トロンボーンの歴史】~椿音楽教室~

皆さんこんにちは!トロンボーンの早乙女です。
今回は前回の公言通り、トロンボーンの歴史についてふれたいと思います!

トロンボーンの歴史は古く、15世紀にはもうほとんど現在の形になっていました。トランペットと同じように派生し、トランペットより人の声に近いこと、当時は難しかった微妙な音階調節などができることから主に教会などで宗教音楽などの演奏をする楽器として活躍しました。
当時は「サックバット」と呼ばれていましたが、ハイドンやモーツァルトがオーケストラの一部として起用して、ベートーヴェンが交響曲第五番「運命」で初めて交響曲に用いました。それからイタリア語でラッパの意味の「Tromba(トロンバ)」により大きいものを指す「‥one」が加わって「Trombone(トロンボーン)」という名前になりました。

え?「なんでモーツァルトとかハイドンより前の人はオケで使わなかったの?」、て?

当時のサックバットは教会で使われることが多かったことから「神の楽器」なんて言われていて、ハイドンの「天地創造」やモーツァルトの「レクイエム(鎮魂歌)」など、神様を表す部分で用いられることが多かったそうですが、実はちゃんとそれ以前にもアルブレヒツベルガー、という方やモーツァルトのお父さんであるレオポルド・モーツァルトもソロ楽器としてトロンボーンを使っています!アルト・トロンボーンという皆様の見慣れたトロンボーンより一回り小さな楽器ですが、現在でも稀に使われています。アルトトロンボーンの説明は…また長くなるので次回に!

それから実は第一次世界大戦のころは一時スライドがなくなってバルブ式になっちゃったりもしましたが、結局スライド式の方が音がいい!ということで元に戻ってロータリーの搭載やスライドの先端部分など、色々な改良を繰り返し、ほぼ形の変わらないまま現在のトロンボーンになったわけです。こうして改めてみるとホント歴史長い楽器だなあ…。

ちなみにドイツ語だと「Posaune(ポザウネ)」、中国語だと「長號(チャンハオ)」と呼びます!ほかの楽器も国によって呼び名が違うので興味がある方はぜひ某大型情報サイトなどで調べてみると面白いですよ!

さて、長ったらしい歴史の授業をしてしまいました(ホント文才なくてすいません…)。
上記の通り教会音楽を扱う楽器として派生したトロンボーンですが、次回はそのトロンボーンの有名な曲、カッコいい曲などを紹介していきたいと思います!次は少しジャズとかについても触れようかな…?
それではまた!!