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Staff Blog

更新日:2020.12.14

【あの天才モーツァルトも愛した楽器①】

椿音楽教室クラリネット講師の鈴木昭天(すずきあきたか)です。

今回は前回少しお話しした偉大な作曲家たちがどのようにしてクラリネットの魅力に気付き作曲するに至ったのか経緯をお話ししたいと思います。

前回はクラリネットの音色には、音楽的な深みを求める人の心を引く何かがあるとお話しました。

その音色を聴くにもクラリネットという楽器だけじゃなくもちろん演奏者が必要ですよね。

クラリネットのための名作を残した偉大な作曲家たちは、クラリネットの魅力を最大限に引き出すことができた『名手』に出逢い何かしらのインスピレーションを受け作曲しました。

例えば、モーツァルトは死ぬ1ヶ月前に完成させたと言われているクラリネット協奏曲イ長調K.622(前回の最後に聴いてみて欲しいとお伝えした曲)をアントン・シュタードラーというクラリネット奏者のために作曲されたと言われています。
シュタードラーは当時ウィーン宮廷楽団の一員でクラリネットとバセットホルン(クラリネットの一種でクラリネットよりも大きく低い音域が出せる楽器です。)の名手として知られていました。
モーツァルトは死ぬ直前にシュタードラーから出るクラリネットの音色を聴きこよなく愛したと言われています。
この曲はクラリネット奏者にとって一番大事なレパートリーであり愛され続ける名曲。2楽章なんて世界一美しい曲だと言う人もいるぐらいです。必聴です!!