【ふちどり】～椿音楽教室～

新宿から京王線で一駅、笹塚駅を降りてしばらく歩くと、笹塚Blue-Tという建物が見えてくる。去る11月27日にそこでEnsemble Coloreという団体の「ふちどりvol.1」が開催された。
　Ensemble Coloreは特殊編成からなる生楽器のプレイヤー団体で、ヴァイオリン、リコーダー、クラリネット、ホルン、チューバ、パーカッション、ピアノの7つの楽器で構成されている。Coloreというのはフランス語で「色」、「彩」を意味し、それぞれの楽器の色を活かせるようにというコンセプトで活動をしている。
　今回の「ふちどり」は、先述した笹塚Blue-Tにて中華ビュッフェを楽しみながら演奏を聴いた。Ensemble Coloreの特に素晴らしいと思うところは、特殊な編成ながらうまく楽器がオーケストレーションされて他では聞けない音色を奏でる点だ。今回、編成にピアノが増えて初めて聴きに行った公演だったのだが、それのおかげでさらに演奏の幅が広がったように見受けられる。
　特殊な編成ゆえ楽曲の編曲はそれ用にしなければならないのだが、編曲もメンバー内で、自分たちが全てやっている。編曲者やプレイヤーの中にはプロも含まれているため聞き応えは満載だ。
　Ensemble Coloreのメンバーの中に知り合いが多かったため見に行ったのだが、この団体が今後さらに多くの人に聴いて知ってもらえたらと思う。近年ではあまり身近ではなくなってしまった「生楽器」、しかもクラシカルな楽器群でポピュラーからトラディショナル、クラッシック、ジャズとなんでも弾いてしまう。
今度の公演は3月を予定しているそうだ。彼らの今後の活躍に期待するとともに、またこのブログで彼らを取り上げようと思う。