更新日:2016.06.12
【好きな指揮者】 ~椿音楽教室~
指揮者、英語ではconductor、というのはオーケストラにとってもっとも重要な役割を果たしており、なくてはならない存在である。一見何の楽器もやっておらずただ指揮棒を振ったり回したりする一番気楽な仕事のように見えるのに反して、実は一番責任重大な役割である。会社のリーダーのように、指揮者はオーケストラをリードーし、全体の音のバランスを聴き、強弱変化やテンポの変化に応じる指示を出し、いい演奏ができるように導いている。そのため、同じオーケストラでも指揮者によって演奏水準が明らかに違ってくるのである。
学校のシンフォニック・バンドに入団したことがある人にはこんな体験があるのではないだろうか。コンサートやバンドコンクールの開始にあたり、お客さんの拍手で登場してステージの真ん中に立ち止まった瞬間、オーケストラに背を向けていた指揮者の背中は、非常に頼もしく見えた。今思い返せば、それが私たちと指揮者の間の絆の証だったのかもれしない。お互いに信じ合い、サポートしあっただけあって、演奏は楽しいものだった。
