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Staff Blog

更新日:2016.12.18

【音楽試験は必要なのか①】~椿音楽教室~

 シンガポールではミュージシャンの数が少ないわりに、ピアノやヴィオリンをやっている人の割合は意外と高いと考えられる。そんなことがなぜわかるのかといえば、シンガポール人の友達の家へ訪問すると十中八九ピアノが一台リビングに置いてあり、ピアノやっていますかと尋ねると、「昔子供は練習したけど、今は誰も」と答えることが多いからだ。もちろん、ステレオタイプ化するつもりはなく、プロのミュージシャン希望者もいるけれど、私の周りの友人たちはピアノ試験をクリアしたとたん、一切ピアノの練習をせず勉強に集中するようになったのを記憶している。音楽を楽しむより、試験に合格することの方が大事みたいなところを見ると、なんのためにわざわざ楽器を買って、音楽の授業に通っていたのだろうと思わずにいられなかった。日本の皆さんはどうなのでしょうか。勉強のように、最終的な目的は成績証明書ですか。
  確かに、今シンガポールではプライベートの音楽学校が増え、ピアノやヴァイオリンやフルート授業の要求が増加しつつあるのは嬉しいことだけれども、プロのミュージシャンや音楽関係の仕事につくどころか、習ってきた知識やスキルを生かそうとする様子はどこにも見られないことが問題になっているのです。