Staff Blog

更新日:2016.06.19

【音楽試験は必要なのか②】~椿音楽教室~

私の友達にはこんな人がいます。彼女は小学校からピアノを習い始めて、高校生の時最高レベルのグレード8の証明書を取得したと思ったら、いっさい練習することなく、まるで最初から習っていないみたいにピアノを放置しているのです。彼女のお母さんも、「今まで使ったお金を無駄にしているわけではなく、ミッションのコンプリートが目的だったのだ」とおしゃっていました。しかし、その紙一枚は音楽のゴールではないと私は思うのです。むしろこれからがスタートではないのでしょうか。音楽に関しての知識や能力を養ったからこそ、自由に音楽の世界で冒険したり調べたりすることができる。そして、音楽試験だけが重視になった背景には、楽器ができることを証明できればいい学校に進学できるということがあります。この制度を改善してからでないと、音楽に対しての人々の心構えや考え方は変わらないのではないかと思います。

 しかし、悪いことばかりではありません。プロになりたがっている人はまだ少なく、主に試験の合格を目指し楽器をやってこられたものの、音楽がまだ発展中のシンガポールにととってこれは将来音楽業界で生きていく事につながる大事な第一歩になるのですから。