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Staff Blog

更新日:2016.06.25

【オーケストラとポップソング①】~椿音楽教室~

  代表的なアメリカのポップソングは、音楽性より人の耳や目に強く刺激を与えることが求められている。メロディーが美しいことを優先するあまり、工夫することを放棄し、代わりにオートチューンを多く使っている。歌詞も恋愛ものばかりで聞くに堪えない場合もある。そんなポップスソングは私としてはほんとうに好きになりがたい。そんな不評の声が挙げられるにともなって、オーケスラやクラシック楽器を積極的に用いて、音楽性の追求と一般公衆にもわかりやすい作曲法を求めているバンドや歌手が最近好まれてきた。このジャンルの音楽は前回で話していた「クラシック・クロスオーバー」と似ているとも言えるが、微妙に相違している。クラシック・クロスオーバーの音楽構成は主に古典音楽やオペラをもとにして作られており、それを演奏する歌手自身ももともとオペラ歌手出身であり、クラシック音楽を聴かない人には向いていないだろう。しかし、今回のトピックはオーケストラを採用しながら、ポップスの音楽に従って作曲されたポップソングということだ。