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Staff Blog

更新日:2020.12.14

【練習曲って何を選べばいいの?①】

しかし、もっと上手くなりたい!!とか憧れのあの曲が弾きたい!!のような情熱で、我慢してハノンやツェルニーに取り組む人たちもきっといると思います。その熱意は素晴らしいものですが、ここで2つ目の理由です。ハノンやツェルニーで培われる技術は万能ではないということです。つまり、様々なピアニズムで書かれた様々な曲のある部分でしか有効ではないということです。私はショパンやスクリャービンを演奏する時、ハノンやツェルニーのテクニックが役に立ったと思う時は殆どありません。ドビュッシーなどでもそうです。
もちろん役に立つ場合もあります。ベートーヴェンやモーツァルトなどにはもしかしたら有益かも知れません。
私個人の考えですが、よっぽどの必要がない限りハノンやツェルニーを扱う必要はないと思っています。同様のテクニックはバッハやベートーヴェンを練習しているうちに必ず身につくと思いますし、曲の中で練習していくほうが効率的だと思うのです。それらの練習曲を割く時間に、ショパンのノクターンの中で脱力の感覚を身につけたほうがよっぽどいいと思いませんか??これには、賛否両論あると思います。個人的な考えを述べさせていただきました。