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Staff Blog

更新日:2016.05.06

【NI社「SYMPHONY ESSENTIALS」のフリーデモを試してみた②】~椿音楽教室~

さて気になる操作性の方なのだが、先述の通りフリーで使えるプラグイン内の種類は5つ。だがどれも三管編成を想定しているのか奏者が何人もいるサウンドとなっており、Brassセクションに関してはキーボードに楽器がすでにアサインされていて、カスタム性は少し低くなっている。だが、サウンドのクオリティは申し分無く、立ち上げてそのまま使ってしまっても遜色がないほどである。キースイッチもキーボードの低音部にアサインされているため、ある程度の奏法もフリーで試すことが出来る。
 サウンドの気色はハリウッドのシネマサウンドに近く、鋭く力強いアーティキュレーションが多い。特にホルンは圧巻のサウンドで、まさに映画音楽のための音源、というのが率直な感想だ。
 真ん中の大きなつまみでダイナミクスの操作、ADSRの操作、その他EQ,Reverbの操作もフリーデモ版で可能である。操作方法の動画を見てみると、正規購入版だとさらに細かな設定もでき、Soloモードも搭載されているようだ。
 本格的にオーケストラ楽曲の打ち込みをしようと思うと限界があるかもしれないが、クライアントやプロデューサーへ提出するデモ段階としては、「SYMPHONY ESSENTIALS」は非常に強力なソフト音源になるだろう。