更新日:2016.05.29
【作曲家視点の映画レビュー「シン・ゴジラ」】~椿音楽教室~
遅ればせながら、庵野秀明監督作品の「シン・ゴジラ」を見て来た。
見終わってからの感想は、ボキャブラリー不足で申し訳ないのだがただただ「ヤバい」である。父と息子、親子二代で見ず知らず鑑賞にいらっしゃった方もちらほらと見受けられたが、お子さんを連れての鑑賞は絶対にお勧めしない。この映画は特撮映画でありながら、荒ぶる神「ゴジラ」に対して日本国がどう立ち向かって行くかと言う社会派映画である。
ネタバレしない程度に申し上げると、3.11や安保理決議案、“かの国”と日本の関係や政府の組織制度の強さと弱さ、などを様々な角度で描いていく。現代の日本が舞台なので見知った場所も多く、自分の家や仕事場が笑えるくらい派手に壊されていく様を楽しむのも一種の楽しみ方らしい。
ここで新人作曲家として見過ごせないのが、「シン・ゴジラ」を担当した作曲家である。ただ今回の映画は、“担当”と言うには少し語弊がある。
作曲を担当したのは、庵野監督と頻繁にタッグを組んでいる鷺巣詩郎氏であるのだが、「シン・ゴジラ」内では歴代ゴジラの作曲を担当していた楽曲も使用される。そう、日本を代表する作曲家、伊福部昭氏である。
