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Staff Blog

更新日:2016.04.04

【作曲視点の映画レビュー「ファンタスティックビーストと魔法使いの旅」】~椿音楽教室~

「ハリーポッター」シリーズが完結したとき、私はこの映画がハリウッド映画の歴史に長く名を残すに違いないと思った。多くのシリーズ映画は数字が大きくなるにつれ失速する傾向にあるのは否めない。ナンバリングにしても3まで持たせるのがせいぜい限界だろうし、それですら賛否両論が入り交じるのだから映画製作はとても難しい。もちろんそんなシビアな世界でも、「スターウォーズ」や「インディージョーンズ」、「スーパーマン」、「バッドマン」などヒットをたたき出し続けるシリーズは多くあるのだが、その中でも「ハリーポッター」は群を抜いているのでは、と私は個人的に思っている。
 さて、今上記した作品のほとんどが同じ作曲家によって作曲されたというのにお気づきだろうか? 「バッドマン」以外の全ての曲はアメリカの作曲家・ジョン=ウィリアムズ氏の作曲だ。1932年生まれということなのでかなりご高齢である。
 今回私が見に行った「ファンタスティックビーストと魔法使いの旅」も、氏が作曲した「ハリーポッター」シリーズのスピンオフと言うことで、劇中にハリーポッターのモチーフが一瞬出て来たときには「この曲もご高齢の彼が作曲したのか!」と思った。だが、気になって実際に調べてみたところ、メインテーマのモチーフが氏の作曲だったがこの映画の全体の作曲は別の作曲家らしい。