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Staff Blog

更新日:2016.04.05

【作曲視点の映画レビュー「ファンタスティックビーストと魔法使いの旅」②】~椿音楽教室~

それが、上記したシリーズの映画のうち「バッドマン」シリーズを担当し、「ハリーポッター」シリーズでも後半のナンバリングを作曲したジェームズ・ニュートン・ハワード氏である。彼はこの他にも、「ハンガーゲーム」や「マレフィセント」などの作曲も担当しているようだ。映画を見ている時はジョン・ウィリアムズ氏が今もなおずっと作曲しているのかと戦慄したのだが、そうではなかったことに少し安心した。
 この作品を書きながらも「ファンタスティックビーストと魔法使いの旅」のサウンドトラックを聞いているのだが、しっかりと音楽を聴いても「ハリーポッターシリーズの前半とは違う作曲家」と言われても信じられないのだ。だが逆に言うと、ハワード氏がそれほどまでに作品の意を消化し完璧に継承したということでもある。監督や作品全体の要望に応える職業作曲家として、ハワード氏は最上級に素晴らしいと私は思う。少し話がそれるが、私がディズニーの映画の中でも音楽が最上級に素晴らしい「ダイナソー」という映画もハワード氏が担当している。「ダイナソー」はぜひ映画を聞いた後、音楽も単体で聞いてほしい。
 とにもかくにも、ジェームズ・ニュートン・ハワード氏が音楽を手がけた作品は、今後もスクリーン上で見に行くべきだ。