今すぐ無料体験 電話で体験予約
Staff Blog

更新日:2016.04.07

【バリトン②】~椿音楽教室~

高い声。低い声をだすにはものすごい技術が必要で、その点バリトンは苦労は少ない代わに、役柄に深い理解が必要になってきます。
オペラは歌うだけではありません、演技力も求められます。
舞台の上での、目線、表情、仕草、これらの立ち振る舞いまいが他の主役より目立ちすぎずかつ存在感を出さなくては行けないからです。
別にテノールや他の役にこのような要素がいらないと言っているわけではありません、ただバランスをとる調整役のようなもので、どうしても全体のバランス
を把握してい ないといけないからです、職人や仕事人のように例えられることもあります。

名歌手が多い理由の一つに、もう一つは寿命です。
バリトンは声の極端な音の要求が少ないので、年齢が70歳を超えても続けている方が多い声種でもあります。
今もなお92歳で現役で劇場に出演sれているいる歌手もいます。
そして役に対する理解もとても深くなり、『40代の頃より私はいまもっと若く演技できるよ』と言っている方もいるくらいです。
もちろん若い頃にくらべてしまうと声の張り、艶みたいなものは比べものにならないのですが。
声の技術、何時間歌ってもまったく疲れないという効率的な発声法はより深く確立されている感じがします。

ここで僕のおすすめのイタリアの歌手を載せます。
エットレ・バスティアーニ、ピエロカップッッチッリ、レオ・ヌッチ、ローランドパネライ、ジュセッペ・タッデイ、アルド・プロッティ、ティト・ゴッビ(歌劇、イル・トロヴァトーレ、セビリアの理髪師、トラヴィアータ、アンドレアシェニエ、アイーダ、愛の妙薬、トスカ)ほんの一部ですが、すこしでも聞いてもらえたら幸いです。