【ヴィヴァルディ④】～椿音楽教室～

はじめのうちはこのあだ名は、1種のかれの特権みたいなものをあらわすものとして
使われていたようでいる。しかしかれの人気がなくなると、これは彼を非難するあだ名に変る。1737年の11月16日に彼は手紙で次のように弁明している。
「私がミサをあげなくなってからもう25年になります。これからもあげないでしょうが、それはルッフォ閣下が思い込んでおられるような禁止あるいは命令から出たものではなく、自分の意志からなのでありまして、生まれた時から付きまとわれている病気のせいなのであります。司祭に任ぜられました当初はそれでも1年以上はミサをあげて参りましたが、その後は止めました。なぜならば私は具合が悪くなって3回も祭壇から降りなければならなかったからであります・・・・・」