【作曲家視点の映画レビュー「ローグワン」①】～椿音楽教室～

私には姉がいる。彼女も若い世代の中では珍しく、私と一緒でスターウォーズシリーズを全編全て見ている人種なのだが、その姉ですら「ローグワンって、SW7の続編じゃないの？」と勘違いをしていた。
　ローグワンはスターウォーズシリーズの続編ではなく、スピンオフだ。時系列的に言うと3と4の間に当たる。
　悪役側の帝国軍が作り上げた惑星型兵器“デス・スタ−”。シリーズ一作目となるエピソード4では、このデス・スターの設計図を主人公が後に属する反乱軍が手に入れた、という話からスタートする。では、そのデス・スターの設計図は一体どのようにして手に入れられたのか？　長年ファンの間に渦巻いて来たこの疑問を解くのが本作“ローグワン”である。
　ちなみに、この映画を見に行った後の感覚は、何とも言えないものがあった。個性あるキャラクターたちの行動、献身、そしてチームワークに感動を覚えてしまった。これは、スターウォーズファンでなくとも、今までSWを見たことが無かった人でも是非見に行ってほしい。往年のファンはこの作品を見た後すぐにエピソード4を見返したくなるだろうし、分からない人もまた然り、本来のシリーズを見たくなること請け合いだ。