「セレブのたしなみ!」
「ヴァイオリンて難しそう……」
「大きなチェロを持ち歩いてレッスンに通い続けられるか心配……」
色々な意味で、弦楽器は少し敷居が高く感じられる楽器かもしれませんが、そんなことは全くありません。コツをつかめばすぐに音が出せますし、誰でも気軽に始められて、練習すればちゃんと弾けるようになります。
木質の《本体》に4本の弦を貼り、馬の尻尾の毛で出来ている《弓》で弦を擦って音を出します。人間の指はとても繊細で敏感です。楽器の弦を押さえるミリ単位の位置を、その繊細な指が覚えていきます。
指板と呼ばれる黒い板の上に張られた弦には鍵盤のように音階が並び、その一つ一つの位置と手のポジションを、手の形と指先、そして腕の筋肉が覚えていくのです。
もちろん、繰り返し練習することが必要であり、目印のない指板を押さえて自分で音程をつくっていくのは難しいことですが、練習したぶんだけ身についていくことを感じられると楽しいものです。まずは楽器の持ち方、構え方をしっかり身につけ、最初は簡単な曲から挑戦していきます。
右手で弓を動かす「ボーイング」という技術も重要です。弓のどのあたりを、どのくらいの圧力とスピードで動かすか、左手同様、繰り返し訓練しながら技術を向上させていきます。ある程度弾けるようになったら、押さえた指先を微妙に動かして音に揺らぎを与える「ビブラート」も練習し、表現の幅を増やし、表現力も身につけていきます。
ここまできたら、もう「弦楽器って敷居が高くて……」なんて気持ちは、どこかへいってしまい、弦楽器が愛おしくてたまらなくなり、その魅力のとりこになります♪
ヴァイオリン・ヴィオラ・チェロ、各楽器は音域の違いはありますが、前述した弦楽器の魅力に加えて、それぞれの楽器のキャラクター、素敵な部分があるので、ご自身にあった楽器を選んでくださいね☆
高音で美しい響きを奏でる、圧倒的な華やかさと華麗さ持つ楽器です。透き通るような高音から、艶やかな低音まで、とても表情が豊かな音色をつむぎ出します。
ヴァイオリンは約400年前に誕生し、当初は民衆の伴奏楽器として利用され、非常にポピュラーな楽器でした。そのうち宮廷オーケストラに取り入れられ、200年前に現在の形に進化したと言われています。木質の本体に4本の弦を固定し、馬の毛で出来ている弓を弦に擦ることで演奏します。大人が使用する一般的なヴァイオリンの他に、子ども用に小さくしたサイズのヴァイオリンもあります。弦楽器の中で最も華やかな音色を奏でるヴァイオリンは、オーケストラの中でもメロディーパートを担うことが多く、中心的な役割を担っています。現在日本でも、子どもの習い事としてとても人気のある楽器です☆
ヴァイオリンより少し低音域で一回り大きな楽器です。
少し低音域なので、華やかさやよりも、深みのある暖かい音を出せるのが魅力です。オーケストラの中でも縁の下の力持ち的な存在で、例えるならばみんなの頼れる兄貴?もしくは一家の大黒柱のお父さん?といったところでしょうか。
またヴァイオリンよりも選ぶ人が少ないので、ヴィオラを習っているとみんなに「なんでヴィオラ?」と軽く驚かれることは必至です。それはそれである意味ヴァイオリンよりも目立てるかも?
通好みの楽器ですね☆
宮沢賢治氏の「セロ弾きのゴーシュ」でもお馴染みの楽器、
「チェロ(=セロ)」です。
その大きな本体からは温かみのある低音が奏でられ、その音域は人間の声に非常に似ているそうです。チェロを優しく奏でることは、優しい声で語りかけられている感覚に似ているのかも知れませんね。
またチェロはソロの曲も多く、主役にもなれる素質を持っています。ヴァイオリンが主役になる場合とは違って、優しく包み込むような歌声で、聞いている人だけではなくて演奏する本人もとても素敵な気持ちになれる楽器です☆
人よりも大きいサイズの弦楽器、見たことありませんか?
それは、オーケストラのみならずジャズやブラスバンド、ポピュラー音楽でも活躍するコントラバスです。
コントラバスは、ヴァイオリンやチェロに比べて習う人は少ないですが、ベースとして美しい低音を響かせてくれる欠かすことのできない楽器です。
マスターすれば色々なところで引っ張りだこ間違いなし。
あなたも、コントラバスの音色に酔いしれてみませんか?
突き抜けるような高音が美しい響きを奏でる、華やかさを持つ楽器です。
ヴァイオリンは約400年前に誕生し、当初は民衆の伴奏楽器として非常にポピュラーな楽器でした。
そのうち、宮廷オーケストラに取り入れられ、約200年前に現在の形に進化したといわれています。
弦楽器の中で最も華麗なイメージのあるヴァイオリンですが、艷やかで透き通るような高音だけではなく、重厚で温かみのある響きの低音まで意外と音域は広く、それぞれの音域で表情豊かな音色を紡ぎ出せます。
ソロ楽器としてはもちろん、オーケストラや室内楽の中でもメロディーパートを受け持ち、リーダーシップをとり中心的な存在となることが多いですが、他の楽器との合奏で第2ヴァイオリンというパートを受け持つ場合は、ヴィオラに近い役割を果たすこともあり、その面白さと楽しみも感じることができます。
お子様用に小さいサイズも作られており、現在日本でもお子様の習い事としても、とても人気のある楽器です☆
ヴィオラは、ヴァイオリンより一回り大きく、少し低い音域の出る楽器です。
他の弦楽器はたいてい(大人用の)本体のサイズがだいたい決まっていますが、ヴィオラは数センチの幅があり、楽器店のショーケースにはそれぞれの本体サイズが表示されていることも。
小柄な女性や、ヴァイオリンと両方弾く人などは小さめのものを選ぶこともあります。
ヴァイオリンの低音域に似た深みのある音を奏で、合奏の際には高音楽器と低音楽器の間をとりもち、場合によってどちらかに寄り添い、重要な役割を果たすヴィオラ。
音域的な特性上、裏方のような縁の下の力持ちの役回りが多いですが、オーケストラ曲などで味のあるヴィオラの音を好み、大切な目立つメロディーを与えている曲(作曲家)もいます。
最初にヴィオラを選ぶ人が少なく、「なんでヴィオラにしたの?」と軽く驚かれることは必至です。
ヴァイオリンからヴィオラに移る人も少なくなく、その母性すら感じるヴィオラの音色・魅力は特別。通好みの楽器です☆
その大きな本体からは温かみのある低音が響き、その音域は弦楽器の中で最も人間の声に近いと言われています。チェロを奏でることは、優しい声で語りかけられている感覚に近いのかもしれません。
オーケストラや室内楽ではベース音やリズムを刻む、ハーモニーの土台になる役割を多く担うチェロですが、ソロで弾かれる曲も多く、有名な曲をチェロ用に編曲した楽譜なども充実しています。
現在のスタイルになってからの弦楽器のなかで唯一、エンドピンという楽器にとりつけた金属の棒を床にさして演奏する楽器で、このエンドピンの素材などによっても音色が変わるとのこと。
優しく包み込む落ち着きのある音色を持ちながら、ときにメロディーを朗々と紡ぎ、ときに高音楽器の頼れる土台となるチェロは、父性にも似た大黒柱としての存在感を持っています。
チェロを弾く男性が包容力があって魅力的に見えたり、女性が凛々しく見えたりすることも、チェロへの憧れやチェロの魅力を表しているのかもしれません☆
オーケストラの中で旋律とも呼ばれるメロディーを際立たせる存在、それがコントラバスです。ピアノやバイオリンといった華やかで目立つ楽器ではありませんが、それらの高音域~中音域はコントラバスの美低音に支えられてこそより一層美しく魅力的になることができます。 そんなコントラバスですが、クラシックにとどまらず映画音楽やジャズ、ソロなどジャンルを超えた活躍ができる楽器としても有名です。むしろはじめからジャズに挑戦したいという方もたくさんいらっしゃいますが、一般的には、クラシックでいう中級レベルくらいまで進んでから挑戦するのがスムーズです。 楽器がツールではなく良き相棒となり、ジャズのリズムや映画のシーンを思い出すメロディーを感じるままに、思うように弾けるようになったら素敵ですね♪
★レッスン例はあくまでも目安ですが、ヴィオラ、チェロも同じようなステップ・内容になります。
★ヴィオラはヴァイオリンから転向する方も多く、基礎はヴァイオリンで勉強した、という場合は楽器の大きさと左手指の幅の微妙な違いを覚えて、ボーイングのコツなどをつかんで、進めていきます。
まずは楽器の構え方と弓の持ち方を覚えて、弓をたくさん使って4本の弦それぞれをしっかり鳴らせるように開放弦での練習から。
弦によって弓の角度が微妙に変化するのと、弓の圧力やスピードによって音量や音色が変化するのが難しいけれど面白いところ。
慣れてきたら左手の指をつけて練習します。
最初は音階の位置をテープやシールでわかりやすくして練習します。
キラキラ星、ゴセックのガボット、バッハのメヌエット、ボッケリーニのメヌエットなど
いろいろなリズムや奏法を身につけて、基本的なことができるようになったら、*ビブラートや*ポジション移動などを練習して表現の幅を広げていきます。
重音やピチカート、ハーモニクスという奏法も当たり前のようにでてきます。
反復練習が必要になったり、一つのことを出来るようになるのに以前より時間がかかったりしますが、奥の深さを感じることも、出来たときの達成感も増えていきます。
ザイツのコンチェルト、エア・バリエ、ラ・フォリア、パッヘルベルのカノンなど
教本をひと通り終わるくらいのレベルになると、有名なコンチェルトやソナタ、名曲といわれるソロの曲などを弾けるように…
そのぶん、ソリストのような表現力を求められるようになりますが、ご自身の好きな作曲家の曲や、発表会で披露したい思い入れのある曲など、様々な曲に挑戦できます。
ベートーヴェンのソナタ、モーツァルトのコンチェルト、タイスの瞑想曲など
小さいときに習っていたけど…というブランクがある方など、久しぶりに触るという方は記憶をたどりながら、基礎の復習をします。
基礎をひと通りわかっていて体も楽器に馴染んでいるでしょう。
以前使っていた教本の続き、または違う教本の途中からでも。
わからないこと、苦手なことを克服できればぐっと上達します。
アマチュアオーケストラなどで難しい楽譜に挑戦してる方の練習のフォローなどもできます。
上級者の方があえて新しい先生や環境を探すというのは様々な理由があると思いますが、新しい先生との出会いは新鮮さと発見があり、チャンスでもあり、相性のよい先生に出会えることは難曲に挑戦するうえでモチベーションアップにも繋がります。
ご自身の思いや希望をきちんと伝えながらレッスンを受けられると良いと思います。
音階やエチュード、コンチェルトなど、志望校の課題にあるものを徹底的に練習します。
レッスン時間が長めになったり、使う楽譜が増えたり、レッスンも厳しく、全てが濃くなります。専攻楽器以外にも、ピアノやソルフェージュなどのレッスンが必要になります。
この曲が好きで、どうしても弾きたくて!
お友達やご自身の結婚式でサプライズ演奏したい!
など、特別な思いで挑戦する曲についてのレッスンでは、練習方法のコツや、表現のアイデアをお伝えします。
3歳からピアノ、10歳でヴァイオリンを始め、中学・高校時代においては6年間オーケストラ部に所属し、桐明学園芸…
16歳でビオラを始め、当時昭和音楽大学で教鞭を執っていた兎束俊之氏に半ば強引に弟子入りし楽器の構え方から教わ…
埼玉出身。5歳よりヴァイオリンを始める。 埼玉県立大宮光陵高等学校音楽科卒業。 武蔵野音楽大学音楽学…
東京都出身。4歳より、名古屋にて鈴木メソッドでヴァイオリンを始める。10歳の時、鈴木メソッド修了時に、最優秀…
福島県出身。6歳よりピアノを、8歳よりヴィオラを始める。 洗足学園音楽大学を経て、同大学大学院音楽研究科を…
福島県出身。6歳よりピアノ、9歳よりヴァイオリンを始める。 武蔵野音楽大学音楽学部器楽学科ヴァイオリン専攻…
4歳よりヴァイオリンを始める。 第4回国際ジュニア音楽コンクール第2位。 第15回大阪国際音楽コン…
福岡県出身。洗足学園音楽大学卒業。卒業演奏会、青葉区新人演奏会に出演。 2000年、レインボウ21サントリ…
東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校を経て、同大学音楽学部に入学。 在学中、ウィーン・プラハ・ブダペスト合…
栃木県出身。 4歳よりソルフェージュ、5歳よりヴァイオリンを始める。 フェリス女学院大学音楽学部卒業、同…
6歳よりヴァイオリンを始める。 第13回全日本芸術コンクール第2位(最高位)、第22回長江杯国際音楽コンク…
武蔵大学人文学部卒業。コントラバス、エレキベース共に演奏。 在学中より、ベーシスト、作曲家として都内および…
1999年生まれ。 3歳よりヴァイオリンを始める。 第12〜14回関西弦楽コンクールにて優秀賞、審査員賞…
名古屋市生まれ。3歳よりチェロを始める。 第12回大阪国際音楽コンクールIIIコンチェルトコース第1位…
鹿児島県鹿児島市生まれ。 松陽高校音楽科、東京音楽大学、同学大学院科目等履修生、ハンガリー国立リスト音楽院…
岡山県立岡山城東高等学校普通科音楽学類、東京音楽大学器楽専攻卒業を経て、同大学大学院修士課程修了。 その後…
1994年、群馬県前橋市生まれ。 6歳よりヴァイオリンを始め、18歳よりヴィオラに転向。 2017年、国…
4歳よりヴァイオリンを始める。 北鎌倉女子学園音楽コース、高等学校音楽科を経て国立音楽大学を卒業。 逗子…
武蔵野音楽大学 卒業。東京藝術大学音楽学部別科 弦楽専修 修了。オーケストラ団員を経てフリー奏者となる…
静岡県出身。 愛知県立芸術大学音楽学部を首席卒業。桑原賞受賞。 第4回刈谷国際音楽コンクール奨励賞。第1…
東京都生まれ。9歳よりチェロを始め、東京音楽大学付属高等学校を経て東京音楽大学、 東京芸術大学院古楽専攻を…
東京都出身。4歳よりスズキメソードにてヴァイオリンを始める。 小学生よりジュニアアンサンブルに所属し、ドイ…
1998年イギリス、ロンドンにて生まれ、福島県福島市で育つ。親の影響で8歳よりチェロを始める。 第22回全…
東京藝術大学音楽学部器楽科チェロ専攻卒業。 在学中ルーマニア国際音楽コンクールにて入賞。 武生国際音楽祭…
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