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Staff Blog

更新日:2010.01.04

【フルート初心者のとりせつ】 ~椿音楽教室~

  その一:フルートという楽器はとても精巧な構造で、その複雑な仕組みは芸術品と呼ばれてもおかしくない。だから、あなたの持っているフルートをぜひ大事に、丁寧に扱ってください!ゆかやいす、そして滑りやすいところに置かないでください。フルートの持ち運びはできるだけケースに入れて、ショックを与えないよう・・・。
  その二:フルートの練習が終わったら、できるだけ早めにクリーニングすること。特に頭部管の先端に水分が残りやすいので、徹底的にクリーニングロッドとポリシングガーゼを使って水分を取りましょう。タンポに残った水分を取ることも忘れないでください。湿ったまま置かれると、タンポがべったりとなり、キーの動きもにぶくなります。スリングが折れたり、自分で対応できない状況があったりしたら、無理せず楽器修理店に持って行ってください。
 その三:フルートを習い始めたばかりの頃は、焦ったり、イライラしたりしないこと。フルートはピアノなど鍵盤楽器と違って、単にキーを押せば自動的に音が出るものではないので、頭部管を使って息の出し方をマスターまできちんと練習してくだい。たとえ最初は、期待通りに行かず空気の音しかでないとしても、きれいな音が出せるまであきらめないで。自分に怒らざるをえないかもしれませんが、そんな時、プロのフルート奏者の演奏を聴きながら、自分もいつかあんなふうにふけるようになると心を励ましましょう。
  その四:正しいフルートの持ち方と姿勢を学ぶこと。フルートを習うことは、フルートの持ち方を習ってからでないと始まらないため、いったん間違っている持ち方やクセを身につけると、自分の姿勢は正しいと思い込んで、あとで直すのはとても大変です。フルートを持っている時は、左手の腕はひじと体との間は握りこぶしぐらい離して、右手は平らに伸ばすのではなく、ボールの形にして、リンゴをつかむようにしてください。そして、お腹からの息の流れをさまたげないように、頭を高く、肩を低く、筋肉がリラックスしたままの姿勢を守りましょう。
  その五:練習する時、直接に曲の練習ではなく、基本のエクササイズと練習曲から始めましょう。音階はもちろん、舌と指もウォーミングアップさせるためタンギングやスラーの練習も欠かさずにしましょう。一時間の練習時間だとすると、その半分は練習曲にかけて、アーティキュレーションやトーンに使うべきです。緩やかな曲を演奏する時にその練習の効果を感じられるので、焦らずにやりましょう。