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Staff Blog

更新日:2016.01.03

【ライン録音①】~椿音楽教室~

レコーディングには、とてもとてもざっくりと分けると「マイク録音」と「ライン録音」がある。
 マイク録音は皆様のご想像通り、よく映像で見て取れるボーカリストが口元のマイクと網(正式名称は“ポップガード”という)の前に立って歌うのを録音したり、ピアニストの演奏をピアノの蓋の中にマイクを立てて録音する、というタイプの一般的な録音だ。
 「ライン」録音と言うのは、DAWで作曲したり、レコーディングエンジニアやギタリスト・ベーシストでないとあまり馴染みの無い単語かもしれない。
 マイクと違って、電気楽器からケーブルをパソコンのインターフェースに送って録音する方法だ。宅録のエレキギターやベースだとプロの現場でも基本このライン録音だとおもう。
 さて、最近では学生などでも手に入りやすくなったキーボードや電子ピアノの類いもライン録音が一般的な録音方法だ。私はつい最近、学生のキーボードレコーディングに形ばかりのエンジニアとして初めて立ち会った。その学生はレコーディング自体経験の浅い方で、私が事前連絡にて「今回はライン録音です」とメールをしたにも関わらず「マイクを借りておきます」と返信が来て、うーん、どうしたものか、と思ったのも記憶に新しい。今回は奏者も学生の方で、私も初めてのキーボード録音だったのでみんながビギナーズという楽しい現場となった。