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Staff Blog

更新日:2017.02.03

【クールヘッド・ウォームハート_02①】~椿音楽教室~

今回のブログも例に漏れず、私はまた後輩数人とご飯を食べに行った。その時に男性の後輩の1人が「喜怒哀楽の“怒”が日に日に欠落していっている」という変わった悩みをさらりと言った。どうにも物事に関して怒りというものが湧くことがほとんど無くなって来ているらしい。その代わりに下手な感動ものの映画を見たりするとすぐにボロボロ泣いてしまうのだとか。言うなれば喜怒哀楽ならぬ喜“哀”哀楽になるだろうか。(感動の涙を“哀”というかはこの際さておき。)
 相手に対して怒りをぶつけることが必ずしもプラスになるとは限らないので、それはそれでいいのではと私は思ったのだがその悩みには続きがあるらしい。困ったことにサックスプレイヤー志望の彼は、その喜“哀”哀楽のせいで、ファンクやフュージョン系などのパッションを要求されるジャンルのアドリブの講評で「盛り上がらない」と指摘されてしまうらしい。
 ご飯を食べていたその時は、「一般的に“感情が高ぶるアドリブ”というものも突き詰めて分析してしまえば、アーティキュレーションやダイナミクスなどの細かい情報だよね。だから研究すればある程度まで感情のこもったアドリブを再現できるんじゃない?」と私は言った。