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Staff Blog

更新日:2020.11.13

~今日の音楽家【ロベルト・シューマン】~

今日の音楽家はロベルト・シューマンです。
シューマンはドイツロマン派を代表する作曲家です。裕福な家庭で育ち、ピアニストになる夢をかなえるべくフリードリヒ・ヴィークの家に住み込みで猛特訓を受けていました。しかし・・・その後失明のおそれや、右手の故障により作曲で生計を立てることを決意します。 後にヴィーク氏の実の娘であり自身も著名なピアニストとして活躍していたクララと恋に落ち6年の歳月を経て結婚。この6年の間にはなかなか結婚を許してもらえない、シューマンにとって苦しい日々が続いたようです。そんな苦しい毎日の中でシューマンの代表的なピアノ曲が次々に生み出されていきます。ピアノソナタ第1番(作品11)、『幻想小曲集』(作品12)、ピアノソナタ第3番(作品14)、『子供の情景』(作品15)、『クライスレリアーナ』(作品16)、『幻想曲』(作品17)等々すべてこの時期に書かれた作品です。これらの作品にクララへの思いが喜びや希望や苦痛や悲嘆の形で込められていないものは1小節もなかったと後に語られるほど、シューマンのクララに対する思いは熱いものだったようです。