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Staff Blog

更新日:2016.08.19

【王は踊る】~椿音楽教室~

2000年に公開されたル・コルビジオ監督の映画「王は踊る」。ずっと見たいと思ってるんだけど、まだ見れてない。この間久々にアマゾンで検索したら、DVDの中古が1万超えてた。近所のゲオには・・・・・・もちろんなかった。でもなんとかして絶対見たい。 

この映画のことを最初に知ったのは、フランスの歴史上の面白いエピソードを集めた本だった。そこに「リュリ」という、ルイ14世の威光を高めるのにものすごく貢献した作曲家がいて、彼とルイ14世の同性愛的な関係(リュリの一方通行らしいけどね)を扱った映画があるよ、と紹介されていたのだ。

腐女子になって15年。しかも小学生の時に読んだ「ベルサイユのばら」の影響で、「フランス」「宮廷」というキーワードには必ず反応してしまう。はっきりいって好きなものしか入ってない。見ないわけにはいかないじゃないか!

もっとも実際のリュリは、妬まれて男色家だという噂を流されただけで、ルイ14世に思いを寄せていたという事実はないそうな。普通に女の人と結婚して、子どもが6人もいたんだって。私としては残念なような、ホッとするような、なんとも言えない気持ちでございます。

ただ、ルイ14世と10代の頃に知り合って、時には一緒の舞台に上がって踊ったりするような間柄だったことや、一貫して「ルイ14世を褒めまくる曲やお芝居」をかいたっていうのは本当だったらしい。だから確かに浅い関係性ではなかったようだけど、恋人同士というよりは「アイドルとプロデューサー」みたいな感じだったんじゃないだろうか。

リュリが亡くなったのは、病み上がりのルイ14世のために演奏している最中に、指揮棒(当時は重くて大きなものだったらしい)を足に落として、その傷から雑菌が入ったためらしい。最期まで王との縁は切れなかったんだなあ。

・・・・・・何にせよ、やっぱり「王は踊る」見たいわぁ。