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Staff Blog

更新日:2016.10.16

【私と音楽 第八話 オーボエ講師のつぶやき】 ~椿音楽教室~

では前回の続きを書こうと思います^^
さあ、ドイツに降り立ってやっとドイツ語を勉強は始めた私でありましたが、10月からはまちに待ったオーボエのレッスンです!
私のオーボエの先生は、ハンブルクフィルハーモニカーのトーマス ローデ先生でした。彼はよく日本にも来たりしている先生で、日本語も少しだけ話せていたんです。だから、レッスンの時はすごく楽しかったんですよ!
はじめで会った時は握手をして、こんにちは~と始まるんですが、二回目からはハグから始まります。やっぱり最初はなれませんでした(笑)そのうちハグというか毎回持ち上げられてました。
そしていつもわくわくしてたことは、レッスン場所が国立歌劇場の中だったので、歌手の方やオーケストラの団員の方に出会う機会が多くてとても新鮮でした。舞台裏とかも見れましたし。あと、団員の方は楽屋で練習したりもしてましたし。

レッスンではじめて先生の音を聞いて思ったこと。
音が太い!!!!!!丸い!!!!!音がでかい!!!!!すっごくまろやかな音だったんです。そして胸に突き刺さるような表現力。私もこんな風に吹けるようになりたいと思いました。
私が一番この先生に習ったことは表現力だと思います。
私は別にテクニックがあるわけでもないし、別に表現力がすごいわけでもありません。
ただ、ドイツのどの先生にも言われるのがテクニックというのは、自分で練習すれば練習しただけ伸びる。でも表現力って、まあ自分で練習するひとも中にはいるかもしれないんですがなかなか伸びに悩むとこなんですね。なんだろう、もしかしたら性格的な部分もあるのかなあ。私、人見知りの部分があるんですが、それが音楽にもでてしまって、自分がやりたい音楽を演奏出来なくて、つまらない演奏になってしまっていたと思うんです。そんな私を変えてくれたのが彼でした。

彼のレッスンを続けていくうちに、曲を吹き始める前に、まずこの曲はどんな曲なんだろう?そしてどんな情景何だろう?と考えるようになりました。

いまでも私のモーツァルトのオーボエ協奏曲の楽譜の二楽章には大きなハート、三楽章には口ばしの長い鳥が書いてあるんです。これは先生にレッスンしてもらったときに先生が書いてくれたんですよ。二楽章は、愛のある演奏を、そして3楽章は鳥がピヨピヨ言いながら楽しいイメージ。
音楽の感じ取りかたはあくまで人それぞれなので!!

ではこの続きはまた次回で~