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Staff Blog

更新日:2016.10.20

【私と音楽 第13話 オーボエ講師のつぶやき】 ~椿音楽教室~

前回の続きを書きたいと思います。前回は私が語学、ホームシックのストレスから食に走ってしまったところからですね。
なんとそれを救ってくれる、日本人のお姉さんが同じ寮に越してきたんです。
その人は私と同じ学校のコースを受講していて、最初はほかのWG(何人かで共同生活するもの)にすんでいたんですが、私の寮に引っ越してこられたんですよ。
私より6個年上のお姉さんで、ピアノ科の方でした。彼女とは私がハンブルク音楽院をでるまではいつも私の伴奏をしていただいたりしてとても仲良くしていただきました。私よりも社交的で行動力のある彼女は、良く私を外に連れ出して、彼女の友達を紹介してくれたり、いきなりご飯を準備しておいてくれたり、大切な存在でした。彼女は今でもハンブルクでピアノ伴奏のお仕事をしながら頑張っているみたいです。彼女のおかげで、ドイツ生活が楽しくなりましたね~日本人の友達も増えたし、いろんな経験もできたし~
あと、ハンブルクにライスハレという大きなコンサートホールがあって、その近くに小さな日本食の居酒屋があったんです。そこでアルバイトをしていた彼女は私の事もアルバイトに誘ってくれて、私もその居酒屋さんで働くようになったんです。そのおかげで少しずつドイツ人と話す怖さが薄れていったんですよ。
ちなみにここの居酒屋さんはコンサートホールのすぐ近くという事もあって、ピアノを弾いている方なら絶対知っている有名ピアニストや有名指揮者がコンサート後に来ていましたし、名前は伏せますが日本代表のサッカー選手も来ていました!!
彼女が現れて私のドイツ生活が楽しくなっていったわけですが、音楽面でも変わっていきました。
まず、彼女と演奏するにあたり、今まで自分自身はオーボエの事だけ考えてふいていたんですね。簡単にいうと伴奏者がどんな音をひいていて、音楽がどこに向かっているのか。そんなこと何も考えてなかったんです。彼女は私にまず楽譜を読む、見る、音を聞くということを教えてくれました。
いつも感覚だけで吹いていたのですが、私もまた一つ成長できたんですね。

ではそろそろドイツの音楽事情を書き始めようと思います!まずはコンサートの事から書こうかな?多分、音楽好きには気になるところですよね?たとえば、やっぱりドイツは音楽が盛んなところだし、どのくらいの金額で演奏会にいけるの?とか、どんな服装をしていけばいいの?とか
では、次回をお楽しみに~