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Staff Blog

更新日:2016.10.22

【私と音楽 第16話 オーボエ講師のつぶやき】 ~椿音楽教室~

さて、前回の続きから書こうと思います。
前回はハンブルクでやっていた練習についてと私の弱点についてでしたね。
前回に書かなかったんですが、基礎練習の中で、Gunther Passin のDie spieltechnik 
Der oboe という本を使用していました。この本は名前にシュピールテクニックと書いてあるように演奏テクニックのための本です。最初は単純なトーンライター(音階)から始まり、そのトーンライターをスタッカート、スラーで吹いたりと少しずつ難しくなっていくんです。毎日やる基礎の本
にはとてもいいと思います。この本はハンブルクにいた時から今に至るまでずっと使っています。
最後のほうに、トリルの練習があるんですが、モーツァルトのオーボエ協奏曲を吹く前には毎回そのトリル練習を利用していました!興味があればみてみてくださいね。

そして、前回、私の弱点が楽譜を見ずに歩きながら吹くことによって少し改善されたと書いたのですが、これは歩かなくても一緒だと思います:)私は歩く事で体の力を抜いて吹く事が出来たんですけど、もし、私のように練習しているのに緊張すると、もしくは人前で同じところで躓いてしまうとか、怖くなって吹けなくなってしまうという人は、まず楽譜を見ずに吹く練習をすることだけでもいいかもしれません!
楽譜をずっと見てるから出来ないことって多いんですよ。楽譜なしで吹けるぐらい音楽を体に叩き込んでしまえば、途中で怖くなる事も少なくなりますよね。
また後から書こうと思っているんですが、こういう症状の原因は、練習が少ないからとかそんなことが原因じゃないんですよ!(もちろん練習もしっかりしないといけないんですけど)
この原因って脳なんですって。わたしも、言われるまで、自分に才能がないからとか、練習不足なんだとかおもってました。大学に入ってから他の先生に言われて、きずきましたね。
まあこれについては長くなるのでまたあとで書こうと思います。

私もハンブルクに行き1年たつと新たな目標がでてきました。
もちろん、ドイツの音楽大学に入る事。1年であきらめて帰ってくるだろうと思っていた両親には申し訳なかったのですが。。。(笑)
ってことでドイツで初めての大学受験の準備を始めるようになりました。
私の大学人生で一番つらかったのが大学受験だったので読んでいただけたら嬉しいです;)
では次回をお楽しみに~