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Staff Blog

更新日:2016.11.01

【私と音楽 第25話 オーボエ講師のつぶやき】 ~椿音楽教室~

では前回の続きから書こうと思います!
私が最後のライプツィヒ音楽大学の受験をする所からです。
ライプツィヒ音楽大学の受験のために受験会場に行った私ですが、まずびっくりしたこと、それは受験者の多さです。リストが貼り出されていたんですが用紙が4枚分の人数がいたんじゃないでしょうか。そしてものすごい韓国人の人数にはびっくり。
私も知らなかったのですが、韓国には音楽大学受験旅行というものがありまして、団体さんで受験をしに来るらしいんですよ。すごいですよね~
ちなみにオーボエは100人も受験者がくるなんてめったにないですが、ピアノは100~200人来る時もあるみたいですよ。先生方も大変ですよね。
そういえば、ライプツィヒ音楽大学を受験した時もおもしろいエピソードがありました。
早めについた私は、オーボエの受験者のリストを一人で眺めていたんです。すると、一人の男の人が、君も受験するの?と話しかけてきて、とりあえず、はい!あなたも?と聞いたんです。その男の人は、うん!と返事をしたんですよ。
で、私が試験会場に入っていくと、な、ん、と、彼はライプツィヒ音楽大学の教授だったのです。
私はライプツィヒの先生には前もってお会いしていなくて、まったくきずきませんでした。。。もう恥ずかしかったです。。
そして、ライプツィヒの音楽大学は演奏した直後にすぐに合否が出されました。私は、不合格。
初めての受験で気が張っていたのが終わってすぐに泣いていました。今、考えるとあの時は全然練習量が足りなかったなあと思いますが、、、その時は悔しかったんです。上には上がいるです。たくさん。
試験の直後、辛すぎて両親に電話をしたんですがこの時の言ってくれた言葉は今でも忘れられません。実はこの受験で合格できないならば、日本に帰ってきなさいと言われてたんです。でも、試験直後は今回が最後じゃないんだから。また次があるんだ。頑張れ。と言ってくれました。
この時、親っていつでも自分の味方だし、いつでも応援してくれてるんだなと思いましたよ。で、絶対に次こそは合格してやると思っていました。
本当はライプツィヒに1泊して帰る予定でしたが、すぐにハンブルクに帰りました。
やっぱりハンブルクのほうが落ち着くんで。

そのころからずっと聞いていたのが、絢香さんの(夢を味方に)。
 負けたくないと悔しそうな君は 誰より夢に近づいているから
このフレーズを信じてずっと頑張りました。

次に続く~