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Staff Blog

更新日:2016.11.12

【ブラームスについて】 ~椿音楽教室~

こんにちは!
今回はドイツの作曲家、ヨハネス・ブラームスについて書いていこうと思っております!最後までお読みいただければ嬉しいです!
皆さんはブラームスについてどんなイメージをお持ちですか??すごく骨太な曲を書く作曲家というイメージはよく聞きますね!あとは、あの長いあごひげと険しい表情から、もしかしたら怖い人なんじゃないかと思った人も多いかもしれません!ホントのところどうなんでしょう。
あの、よく見かけるブラームスの顔は晩年の写真で、若き頃は信じられないくらいの美少年でした!!彼の若いころの写真は今も残っており、ネットで検索しても見ることができます。最初見た時は、私は男ですが、男の自分が見ても惚れぼれする美しさだったのを覚えています。
かれは1833年にハンブルクで生まれました。よく、ヨハン・セバスティアン・バッハやルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンを合わせて「三大B」と称されることがあります。これは、指揮者であり偉大な音楽家の一人であったハンス・フォン・ビューローによって言われたものです。
確かに彼の作品を聴いてみると、構造はしっかりしていて強い意志を感じる、まさに「骨太」と表現したくなる気持ちはとてもよくわかります。彼はベートヴェンをとても尊敬していました。ベートーヴェンの意志の強さや構造の明確さに影響を受けなかったはずはないでしょう。しかし、ほかの作曲家も歴史上の作曲家の影響は必ず受けています。たとえば、シューベルトはベートーベンに影響されました。ショパンはジョン・フィールドにといった具合にです。しかし、ブラームスほど、尊敬する作曲家の作風に影響を受けた例はまれで、彼の交響曲第一番は「ベートーヴェンの第10番の交響曲だ!」といわれるほどだったようです。この発言も先ほどのハンス・フォン・ビューローのものなんですけどね笑 ビューローはブラームスと友人で、ブラームスのことがよっぽど好きだったのかもしれませんね笑
厳格で骨太な曲が多いブラームスですが、彼の繊細な部分も負けず劣らず魅力的でそれが表現された「118の小品」などは人の心をつかんで離しません。
ブラームス弾きとして私がお勧めしたいのは、ジュリアス・カッチェンです。アメリカ人ピアニストの彼ですが、ブラームスにおいてすさまじい名演を数多く残し、かれをブラームスピアノ作品の第一人者だという人も少なくないでしょう。118や後期の小品に関しては、グールドの演奏も最高ですよ!皆さん是非聞いてみてください。
剛と柔を兼ね備えた作曲家ブラームス。ぜひ、みなさんもあらためてお弾きになってはいかがでしょうか